目次
近年はスマートフォンが急激に普及しており、総務省「平成27年度版 情報通信白書」によるとスマートフォンの全世帯普及率は64%以上(2014年)と発表されています。こちらは2014年のデータなので、現在の普及率は7割を超えているとも言われています。そのような背景からGoogleは「モバイルフレンドリー」や「モバイルファーストインデックス」というスマートフォンで見やすいWebサイトを重視したアップデートを発表しています。そこで現在、PCサイトをスマートフォンサイトに最適化したいというお客様から多くのお問い合わせをいただいております。こちらではスマートフォン最適化の必要性や方法について、ご説明します。
常に時代の流れに合ったサイト運用をさせていただくために、ブランディングテクノロジーから、ご契約中のお客様へのご提案です。
2015年4月21日にGoogle社がスマートフォンでの閲覧に適したページの検索順位を引き上げ、適していないページの順位を引き下げる仕組みを発表しました。
この仕組みを「モバイルフレンドリー」と呼んでいます。
Googleの検索結果に動画も表示されることで、ホームページを見てくれる人を増やすことができます。さらに、良質な動画をホームページ内に組み込むことで、SEOの効果も期待できるので、検索順位にも優位に働きます。
モバイルフレンドリーへの対応はSEO対策としても有効ですし、スマートフォンでの閲覧をスムーズなればユーザーに優しいサイトになります。そこでブランディングテクノロジーでは、Webサイトを効果的に活用していただくため、モバイルフレンドリー化をオススメしています。
「自社のWebサイトがモバイルフレンドリーに対応しているのかわからない」というお客様も多いのではないでしょうか? そこで最初に自社サイトの状況を知ることが大切です。下記をクリックして、診断したいWebサイトのURLを入力してください。
「モバイルフレンドリーに対応するには、スマートフォンの小さな画面でも閲覧しやすい、操作しやすいWebサイトにすることが基本になります。
話をややこしくして申し訳ないのですがモバイルフレンドリーに続き、2016年9月にGoogle社から「モバイルファーストインデックス」という新しい施策が発表されました。
とても平たく言うと、“スマートフォンで検索した時に最適なサイト”の順位をPCよりも重視しますよ!という内容です。
スマートフォンユーザーの増加に伴う、自然な流れとも言えますが、急いで対応しなければなりません。
スマートフォンからのインターネット利用者がPCからの利用者を超えそうです!
モバイルフレンドリーやモバイルファーストインデックスに対応するため、ブランディングテクノロジーでは「レスポンシブデザイン」をオススメしています。従来のWebサイトは、PCサイトとスマートフォンサイトを別々に用意し、デバイスごとに最適なページを表示させていました。しかし、PCサイトとスマートフォンサイトでURLが異なり、別のサイトとして認識されるといった問題もありました。その問題を解決し、なおかつデバイスと問わずに表示を最適化できる方法が「レスポンシブデザイン」です。
今までは、PCサイトにはPCサイト用のファイルを、スマートフォンサイトには、(以下「SPサイト」)にはSPサイト用のファイルを、それぞれ用意していました。レスポンシブデザインにすると、1つのファイルでPCでもスマホでも表示できるようになります。
1つのファイルでPCサイトも、SPサイトも表示できることで、どんな良いことがあるのか、ちょっとわかりづらいですよね?見た目では分からなくても、インターネットの世界ならではのメリットがいっぱいあるんです。
googleは検索順位をどのように決めているかご存知ですか? 世界のウェブサイト数は、2014年に10億件を突破したというデータもあり、それを一つ一つ人間が確認することは不可能です。そこで活躍するのは、やはりロボットです。クローラーと呼ばれるソフトウェアが、全世界のWebサイトを巡回して「良いサイト」と「悪いサイト」を評価しています。このgoogleロボットに自分のサイトを「良いサイトです」と認識してもらうことが検索順位を上げる鍵となり、判断基準の一つが「モバイルフレンドリーやモバイルファーストインデックスへの対応=レスポンシブデザイン」です。
URLが1つになれば流入を集中し、SEOの効果も出やすくなるPCサイトとSPサイトで別々のURLを使用していると、ユーザーの流入が分散してSEOが弱くなってしまう危険性があります。
今まではそれぞれのファイルで作成していたので、PCサイトはまめに更新しているけど、SPサイトは古いままということが発生していました。1つのファイルで管理できれば、更新作業やメンテナンス作業の手間も半分になり効率的ですし、PCサイトとSPサイトで内容が違うという状態も未然に防げます。
レスポンシブデザインにすると、なぜ1つのファイルでPCサイトもSPサイトもいい感じに表示できるの?と思った方もいらっしゃるはずです。ここからはWebサイト制作の技術について少しご紹介します。実際に運用する上では知らなくて困りませんので、もしご興味があればご覧ください。
Webサイトは基本的に「html」と「css」の2つの言語でできています。「html」はページの要素や構造を担当しており、「css」は色や大きさなどの、デザイン担当です。
この2つの言語は、すごく平たく言うと、パソコン語です。ちなみにパソコン語を書く作業をコーディングと呼びます。このパソコン語をコンピューターが解釈して、レイアウトやデザインなどを反映してくれます。
基本がわかったところで・・・
今回のテーマ、レスポンシブデザインで重要になるのは、「css」の働きです。「PCからアクセスがあった場合はこのように表示しなさい」「スマホからアクセスがあった場合はこのように表示しなさい」と「css」がデザインを制御することで、1つのファイルでPCサイトもSPサイトもいい感じに表示できるのです!
このページで何度もお伝えしてきたように、レスポンシブデザインは1つのファイルでPCサイトもSPサイトも表示する手法です。そのためコンテンツの内容が複雑なデザイン、例えば文字数の多い、画像を多様しているWebサイトの場合はレスポンシブデザインが難しい場合もあります。その場合は、ユーザビリティを優先して、PCサイトとSPサイトを別々にわけたほうがよいケースもあります。
ご自分で判断するのは難しいと思いますので、スマートフォン最適化をご希望の方はブランディングテクノロジーにご相談ください。