【保守サポートトレンド情報】2022年はじめてのGoogleコアアップデート、傾向と順位が下がったときの対応

【保守サポートトレンド情報】2022年はじめてのGoogleコアアップデート、傾向と順位が下がったときの対応

Google検索の「コアアップデート」が5月にありました

2022年5月末よりGoogleの「コアアップデート」がありました。
昨年11月以来6ヶ月ぶりのアップデートで、検索順位に変動が起きています。

この記事では現在わかっているアップデートの特徴と傾向、順位が下がったときの対応方法をご説明します。

コアアップデートとは?

Googleは検索順位の品質を向上させるため、頻繁にプログラムの調整を行っています。
多くの場合タイミングなどは公表されませんが、検索エンジンの方向性に関わる重要なアップデートなど
多くのサイトに影響が出る場合には事前にタイミングなどが公表され、
コアアップデート」と呼ばれる大規模な内容になることがあります。

年に数回のペースで行われており、検索順位に大きな変動があることから、
WEBを使ったビジネスからはそのタイミングや内容が注目されています。

今回のアップデートの特徴と影響

今回のアップデートは5/25~6/9に行われ、5/27の変動が最も大きいものでした。
ただ、コアアップデートの期間の前にも頻繁に大きな変動が確認されており、
小さなアップデートは日常的に行われていることがわかります。

出典:キーワードカテゴリの順位変動幅・Gyro-n SEO Lab.
※注釈等を弊社にて追記

弊社契約サイトにおけるアップデート影響の傾向

今回のアップデートの詳細な分析は現在進行中であり、
以降に記載する見解はあくまで暫定的なものであるとご認識ください。以下、それぞれについて簡単に説明いたします。

サイトの取り扱うジャンルで変動に差がある

特に金融・医療・不動産・法律等の領域でより変動が大きく見られました。
これらのジャンルはサイトを見た人に与える影響が大きく、生活を左右する情報になることもあるため、
サイトに掲載される情報について特に専門性や信頼性が重視されています。
そのため評価の調整が行われることが多く、今回も比較的変動が大きいジャンルとなっています。

コンテンツの整備を行っていたサイトが上がりやすく

今回はコンテンツの評価がより高まったアップデートと見られています。
「サイトを見る人の求める情報が掲載されているか」「専門性が高いか」「わかりやすいか」といった、
サイトに訪れる人にとって必要な情報を、満足する形で提供していることが評価されています。

またそれだけではなく、「情報の新鮮さ」も重要性が増しています。
定期的にコンテンツに新しい情報を追加することをはじめ、
情報の更新日を記述する、古い情報を削除するといった調整も順位にプラスの効果があったようです。

リンクの整備を行っていたサイトが上がりやすく

サイトの外からのリンクがより重視されたと見られています。
多くのサイトから参照されているサイトはそれだけ重要なサイトと評価されます。

また、サイト内のリンクを整備することもプラスの効果があったと見られています。
サイトを見る人にとって必要な情報が、サイトでたどり着きやすくなっていることが評価に繋がるようです。

加えて、サイト内外のリンク整備にはGoogleからコンテンツを認識されやすくする効果があります。
この半年ほど「Googleがコンテンツを認識しない」という事が起きやすくなっており、
リンク整備によってこれを防ぎ、コンテンツが正しく評価されることに繋がります。

サイトの運用者を明確にしているサイトが上がりやすく

運営元、連絡先、プライバシーポリシーなど、誰がどのように運用しているかを明確にすることが重視されたようです。

WEBでは誰もが情報を発信できるため、他のサイトをコピーするだけでもコンテンツを作成できます。
そのため、情報を発信した人が実在しており、実際に業務を行っている場合のほうが情報に信頼があるとされます。
これをサイト内に明示することが評価につながっているようです。

傾向についての注意

現在検索エンジンの順位の決定は非常に高度で複雑になっており、多数の要因が絡み合って影響しているため、一つの影響で順位が変動したという判断は非常に難しいです。
そのため、上記のポイントは当てはまっても必ず順位に影響が出るわけではありません。
しかし、複数の内容に当てはまるサイトは、変動が大きい可能性があると言えます。

順位が下がったらどうすればいい?

基本的には、現状の確認とそれに応じた情報の充実が必要になり、
具体的には次のような対応を検討します。

評価基準を満たすための修正

・コアウェブバイタルスコアの改善
・ページ読み込み速度の改善
・スマホサイトの改良
・SSL(HTTPS通信)の導入

Googleの理解を助けるための修正

・サイト内の技術的エラーの解消
・サイト内部リンクの精査
・構造化データの追加
・ページタイトルの見直し
・見出し要素・ページ構造の見直し
・運用元情報など信頼性の明示
・記事更新日の記載

サイトの見直しとアップデート

・検索キーワードを確認し、ユーザーが必要としているコンテンツを再確認する
・専門性の高いコンテンツの追加を検討する
・素人にもわかりやすいコンテンツかどうかを確認する
・不足しているコンテンツの追加、古くなった情報の更新を行う
・順位が上がったサイトと比較して足りないコンテンツを追加する
・継続的にコンテンツを追加する仕組みを導入する

これらはご契約いただいている保守の内容に応じてできる施策、できない施策があります。
また、有償となる施策もあります。実際に行える内容については下記のお問合せフォームよりご相談ください。

修正のご相談はこちらから

 

改善施策についての注意

検索順位は相対的な指標です。上がったサイトの分、下がるサイトがあります。
あるサイトに問題点がなくても、競合により良いサイトがあれば順位が下がる場合があります。

そして、ほとんどの順位の下落に対して即効性のある施策はありません。
正しく施策を行っても回復するのに3ヶ月~半年以上かかることが多く、次のコアアップデートまで変動しないという場合もあります。

これらを踏まえた上で、時間をかけて地道に、真摯に取り組む必要があります。

検索順位に影響されない集客方法

SEOはそもそも一つの集客手段に過ぎず、
WEBを使った集客の施策には他にも様々な方法があります。
検索順位のみに依存した集客を行っていると、アップデートによって問い合わせ数が大きく変わるなど、
検索エンジンの動きにビジネスが大きく影響されてしまうことになります。

そのため、WEBを使った集客を多角化し、リスクの分散を図ることも重要です。
弊社では次のような施策についても対応を行えますので、ご興味ある方はぜひご相談ください。

検索広告(Google/Yahoo)
動画設置・動画広告(Youtube/Instagram)
Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)
SNS(twitter/Instagram/Facebook)

最後に

Googleがかつて行ったアドバイスに
「可能な限り最高のコンテンツを提供できるようにすることに重点を置くことをお勧めします」
というものがあり、以降10年に渡り「SEOに必要なものは品質の高いコンテンツ」ということが言われ続けています。

しかし、サイトのオーナーから見て良いコンテンツだったとしても、ユーザーから見て良いコンテンツとは限りません。
また、5年前に良いコンテンツだったとしても、現在も同様に良いコンテンツとは限りません。

コアアップデートはそういった「良いコンテンツ」の指標が時代に合わせてアップデートされている、と捉えることができます。
WEBサイトがコアアップデートに合わせて更新することは、現在のユーザーが求める内容に更新することにも繋がります
運用されているサイトが「良いコンテンツ」になっているか、この機に見直してみるのはいかがでしょうか。

記事に関するお問い合わせ
お問い合わせの際は、
サポートサイトの記事「「【保守サポートトレンド情報】2022年はじめてのGoogleコアアップデート、傾向と順位が下がったときの対応」の件とご連絡いただくとスムーズです。

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(月曜~金曜 10:00~18:00土日祝除く)

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