2020/07/14
目次
この度、2020年9月よりサイトの検索順位を決定する「評価基準」を変更するとGoogleから正式な発表がありました。
※2021年3月へ延期する旨Googleより発表がありました。間もなく3月に実施されます。
本記事では、今回発表された主な内容に加え、MFI(モバイルファーストインデックス)とは、またMFI完全移行に伴うリスクや有効な対応策についてご紹介しています。
※ご対応にお時間をいただく場合がございます。予めご了承くださいませ。
MFI(モバイルファーストインデックス)とは、2015年にパソコンからの検索数をモバイル端末からの検索数が上回ったことから、検索順位を決定するサイトの評価をモバイルサイトを基準に行うというものです。
もともとこのMFIは段階を踏んで各サイトに適応されてきましたが、MFIを適応させることで検索順位に悪影響が生じるサイトへはこのMFIは適応されておらず、これまで通りの評価基準で順位が決定していました。
これまでは、Google bot(クローラー)がPCサイトの情報を中心に収集し、評価および順位決定を行っていました。
しかし、間もなく3月をもって、すべてのサイトに対しこのMFIを適応するといった発表が今回の内容となります。これにより相対的な順位変動や、評価軸が変わることで悪影響が生じてしまうサイトも多くなることが予想されます。
スマホに適応することが世の流れと言わんばかりに、今後PCサイトの情報はほとんど見られなくなる傾向が伺えます。
それぞれのレイアウトやコンテンツ量に差異が生じる場合は、Googleがページから取得する情報量に差異が生じるため度合いによっては検索順位に影響を及ぼす可能性が高くなります。
また、異なるコンテンツとみなされペナルティ対象になることも可能性として挙げられます。
以下、Google公式サイトからの抜粋です。
実際に時期を迎えてからではないと断言はできませんが、スマホサイトをお持ちでない場合、モバイルの検索結果に表示すらされなくなるといった情報もネット上で散見されます。
モバイルファーストというだけあって、スマホに対応できていないサイトは優先順位が下がることが容易に想像できるかと思います。
このほか、既に検索順位の低下や離脱率の上昇は間接的に発生している状況です。
上記、スマホサイトをお持ちでないお客様の1ヵ月に渡るアクセスデータです。
モバイルからのセッション(閲覧数)が約7割にも関わらず、直帰率がデスクトップ、タブレットからの閲覧よりも高くなっています。
(直帰率:サイトに訪れたあとページを移動せず離脱したユーザーの割合)
スマホから見たPCサイトは文字が小さく認識しづらく、かつスマホ対応が当たりまえとなってきている今、総じて「見づらい」という印象が増し離脱に繋がっていることが予想されます。
例えるならば、新聞を遠くから見ているようなイメージでしょうか。離脱が増えることで検索順位の低下に繋がるなど、様々な影響が考えられます。
また、今回の件でスマホサイトの導入が増加し、相対的に検索順位が下がってしまう可能性があることも懸念のひとつです。
有効策としてGoogleが挙げているのは、単一URLかつ画面サイズに合わせて自動で最適化表示が行われる「レスポンシブWEBデザイン」への切り替えです。
閲覧デバイス(PC、スマホ、タブレットなど)の表示サイズに合わせて自動でレイアウトが最適化されるため、どのデバイスで閲覧しても表示される情報量はほぼ変わりません。
また、これによりサイト内の構造も複雑化せず、Google bot(クローラー)が巡回しやすい構造を叶えることができます。
スマホサイトをお持ちでないお客様や、PCサイトとスマホサイトのURLが分かれているお客様はこの機会にお切り替えをご検討ください。
※ご対応にお時間をいただく場合がございます。予めご了承くださいませ。
5G時代が訪れ、日常の様々なものがインターネットと繋がり益々スマホが便利になる昨今、市場の変化が速くお客様には困惑を招いてしまっていることと思います。
お客様のビジネスをお守りするため私たちは柔軟かつスムーズなご対応を心掛けて参りますので、より詳しく知りたい方、レスポンシブ対応をご検討の方は下記フォームよりお気軽にご連絡ください。
日々お忙しいと存じますので、ご連絡がつかない可能性を考慮し、今回ご連絡希望日時を入力いただける項目をご用意させていただきました。
可能な限りご希望いただいた日時にご連絡が行えるよう努めて参りますので、是非この機会に下記フォームよりご連絡くださいませ。
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