SDGS SDGsの取り組み

地域ブランディング研究会開催

まちいくの活動を広めるべく、二日間にわたり、プロジェクトを主催するむすび株式会社との協力で、まちいくふじかわを中心とした地域ブランディング事例研究と実践ワークショップセミナーを開催し、地域活性・地域マーケティング・地域ブランディングやブランド開発に興味のある様々な方々が参加しました。

目指せ、日本の田舎代表の酒。

まちいくふじかわ第1期、山梨県富士川町の地域資産として1000本限定で復活した銘酒「本菱(ほんびし)」は、地元メンバーを中心とした活躍で2017年8月にめでたく完売しました。まずは、発起人である深澤了氏(むすび株式会社 代表取締役)より、プロジェクトを始めるきっかけからブランド開発の経緯、完売した要因の考察までを講評していただきました。

本菱には、富士川町らしいストーリーをたっぷりと込めています。富士川町の新たな地域資産として生み出すブランドを何のために復活させるのか? それは「目指せ、日本の田舎代表の酒。」というブランドミッションに表れています。私たちは一見、何もないように思える富士川町の「強み」を徹底的に洗い出しました。その「強み」を本菱に乗せて復活させることで、自分の地元や縁を大切にする人を増やすことを目的に捉えています。

参加者の方からは「そういった強みを、どのようにして見つけることができたのか?」「同じような何もない地域で同じようなことをやる上でコツはあるか?」といった質問が飛び交っていました。

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日本酒「本菱」のブランドパーソナリティ実践ワーク

本菱の復活にあたり、強みの抽出とともに重要となったのが「ターゲットの設定」と「本菱の人物化」、「競合の人物化」です。ブランドパーソナリティは、ブランドを人に例えた時の人格を表し、ブランドの一貫性や豊かなブランド連想を創るなどの効果があります。今回のセミナーでは3つのチームに分かれて、プロジェクトメンバーが設定した「手にとって欲しいターゲット像」を元に、本菱の人格を考えていきました。

本菱を人に例えたときの年齢、性別、年収、住んでいる場所、よく行く場所や好きな食べ物などの基本スペックに始まり、連想される性格などについても議論を重ねました。3チームの案は3者3様で、34歳の女性営業さんや、40歳前後の女優さん、40歳のフリーランスエディターなど、興味深い意見が多く、とても有意義なワークショップになりました。

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本菱を試飲しながらの懇親会

ワークショップ後には、すでに売り切れてしまった本菱や、埼玉県戸田市でおこなわれている「まちいくとだ」でつくられた日本酒「かけはし」を飲みながらの懇親会を行いました。様々な年齢・職種の方が参加され、地域貢献やブランディングの話で大いに盛り上がりました。

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今季の予約販売が始まりました

まちいくふじかわは第二期が進行中です。今季も町内外の年齢も職種も異なるメンバーが田植えした酒米で生産が進められ、4月上旬に発売を予定しています(販売サイトはこちら)。今季から、富士川町のふるさと納税返礼品にもなり、町の盛り上がりにいっそう寄与してまいります。

第二期では新たなアイデアも加わり、別の楽しみ方も提案していきますので、お楽しみに!

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