【限定記事】父の会社を継いだ若き社長が選んだ道 ―商業ビル特化とWeb戦略で『営業しない集客』を実現したホームページリニューアル事例
今回ご紹介するのは、横浜・川崎・東京23区を主な対応エリアとしている不動産会社「ケントラスト」様です。 取扱対象を「店舗ビル」に特化し、店舗ビルの売買や賃貸仲介を幅広く手掛けていらっしゃいます。
ケントラスト様では、現在の社長就任後に店舗ビルの仲介事業を本格的に始めましたが、当時は一般的なホームページだったため、ターゲットであるビルオーナーに十分リーチできていませんでした。そこでホームページをリニューアルし、ターゲット層を明確に絞り込んで自社の強みをしっかり打ち出した結果、希望していた層からの問い合わせが増加。「営業をしない集客」を実現しました。その具体的な取り組みや戦略について、インタビューを通じて詳しく伺いました。
目次
- 会社概要と事業内容
- 父の病気・相続を経ての事業再編
- 一般的な不動産サイトではニッチ分野に対応できなかった
- ターゲットを絞り込んだ新しいホームページ
- 営業をしない集客の実現と今後の課題
- 会社の信用と強みを伝えるWeb施策
- ブランディングテクノロジーで行った具体的な戦略と施策
- 勝てる領域（スキマ）を探す戦略
- ホームページリニューアル施策のポイント
- リニューアル後の問い合わせ成果
- より未来を見据えた提案を行っています
- 「自社の強みが伝わっていない」とき、ご相談ください
- 【不動産会社向け】売主集客のための個別相談会《月に5社限定！毎月開催》
会社概要と事業内容
話し手
権 光哲
有限会社ケン・トラスト代表
有限会社ケントラストは、横浜・川崎・東京23区で20年以上の実績を誇る不動産会社です。店舗ビルの売買・買取はもとより、飲食店オーナー向け賃貸仲介も手がけています。代表取締役の権様は不動産ディベロッパーを経て2018年に社長に就任以来、商業ビルの売買仲介など事業領域を積極的に拡大しています。
ケントラストでは従業員を全く雇わず、私一人で運営を行っています。自分で所有している自社物件の管理、店舗・商業ビルに特化した売買仲介、そして店舗の賃貸借仲介を手掛けています。
前職はアパートを建てる会社のディベロッパーで、用地の仕入れなどを中心に担当していました。新卒でそこに入社したときから「おそらくは父の会社を継ぐのだろう」と思っていて、それで不動産業界に入ったんです。入社して2年ほど経った2018年に父が病気になり、仕事を続けるのは難しいということで、私が引き継ぐ形になりました。
父の病気・相続を経ての事業再編
現在行っている商業ビル系の売買仲介などは、私が引き継いでから新しく始めたものです。以前は父が、他のビルテナントオーナーさんから預かった物件の管理もしていたようですが、私が継ぐ頃にはそういった外部の管理業務はすべてなくなっており、完全に自社の管理物件だけを扱う状態になっていました。
2020年に父が亡くなってからは相続のため、会社が持っていた余剰資産を整理していましたが、2023年頃にようやく目処が立ったんです。そこで自分のやりたいことをやろうと考えたとき、「自社で扱っている店舗物件に付随する事業ならどうだろう」と思い、今の事業を始めさせていただきました。
一般的な不動産サイトではニッチ分野に対応できなかった
▲以前のWEBサイトのデザイン
最初に作ったホームページは、私のやりたいことと合っていませんでした。そこで「もうホームページの制作先自体を変えよう」と思って探している中で、ブランディングテクノロジーさんと出会ったんです。それでご縁があってお願いすることになりました。
弊社の場合、やっていることがかなり特殊だと思います。他の不動産会社さんは一般的に家の売買仲介に特化しているイメージですが、うちは店舗系に特化したニッチな内容なので、従来のサイトではそれがまったく伝わらなかったんです。いわゆる居住用向けのありきたりなホームページになっていて、本当にアピールしたい点が隠れてしまい、自分で手を加えても効果が感じられませんでした。そこで…
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