解体工事業の集客方法11選を徹底解説。成功の秘訣も大公開!
目次
- このような方におすすめの記事です
- 解体工事業界について
- 解体工事業界の構造い
- 戸建(空き家)解体工事の需要拡大の可能性
- 解体工事の集客の失敗例
- 一括見積もりサイトへ登録したが、成約率が低い
- ホームページから問い合わせが来ない
- 現場周辺でチラシを配っているが問い合わせが来ない
- 解体工事の集客がうまくいかない原因
- 顧客行動に沿ったマーケティング戦略を組めていない
- 他社との違いや特徴が伝わっていない
- 安心感を与えることができていない
- 解体工事の集客の成功のポイント
- 施策を取り組む前に、マーケティング戦略全体を設計する
- 強み・特徴を整理し具現化する
- 広告や店舗などはクリーンな印象を与えるデザインにする
- 集客において最初に取り組むべき「オンライン施策」6選
- 1.ホームページ
- 2.SEO対策
- 3.ネット広告(検索・動画・ディスプレイ広告)×ランディングページ
- 4.Google地図検索(MEO対策)
- 5.LINE公式アカウント
- 6.一括見積もりサイト
- さらに事業拡大を目指す場合に取り組むべき「オフライン施策」5選
- 1.チラシ
- 2.看板
- 3.自治体広告(市役所内サイネージ・広報誌)
- 4.交通広告(駅広告・つり革広告・バス広告)
- 5.テレビCM
- まとめ
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ブランディングテクノロジーはブランド構築やデジタルマーケティングを得意とし、数多くの中小・地方企業様のブランディングに携わってきました。建築業界においては、これまで900社以上のご支援を経験。日々、数多くの実績とノウハウを積み上げています。 ここでは、そんな当社が「解体工事会社が押さえておくべき集客ノウハウとポイント」をご紹介します。集客に悩んでいる担当者様や、下請けの状態から脱したい経営者様は、ぜひご一読ください。
解体業界の元請け集客のノウハウを無料で公開中!!
このような方におすすめの記事です
- 解体工事サービスにおける有効な集客方法を知りたい
- 解体工事の集客をするために何から取り組めば良いかわからない
- 下請けの経営体質から脱却したい
解体工事業界について
解体工事業界の構造
多くの解体工事会社が抱えている課題として、「建設会社の下請け工事を業務の主軸としていること」が挙げられるでしょう。その場合、元請けからの発注がストップしたり、元請け会社が倒産したりすると、安定した経営が困難になります。こうした事態を避けるためには、下請け体質から脱却し、自社が元請けになれるように転換することが求められます。
戸建(空き家)解体工事の需要拡大の可能性
元請けへの転換を実現させるため、ぜひ検討したいのが「戸建(空き家)解体工事」です。「親から不動産を相続したものの、住む人がいない」「田舎にある実家を持て余している」という人は多く、空き家の数は増え続け社会問題化しています。空き家を放置すると崩壊などのリスクが増えるため、各自治体も空き家解体に補助金を出したり、特定空き家に指定されると固定資産税が高くなる制度を設けたりと、さまざまな対策を講じています。こうした状況から、戸建(空き家)解体工事の需要が今後さらに高まっていく可能性は大いにあると言えるでしょう。
次の章からは、解体業界で集客を成功させるためのノウハウをまとめています。まずは「集客の失敗例」から紹介しますので、元請けへの転換を実現するためにも、ぜひご覧ください。
解体工事の集客の失敗例
一括見積もりサイトへ登録したが、成約率が低い
見積もり依頼は来るものの、競合他社に顧客を取られたり、金額が合わず失注になったりするケースは少なくないでしょう。その結果、「成約率が低いにもかかわらず、反響コストばかりかかる」という事態に陥り、広告費を無駄遣いしてしまっている会社は数多くあります。
ホームページから問い合わせが来ない
ホームページを作ったものの、一切問い合わせがないという声もよく聞かれます。その原因としては、「検索順位が上がらない状態が続く」「ホームページ内で見込み顧客に安心感を与えられていない」などが挙げられます。
現場周辺でチラシを配っているが問い合わせが来ない
チラシを制作し、空き時間を利用して現場周辺に配布しているという会社様は多いでしょう。しかし、誰も住んでいない空き家のポストに投函していたり、肝心の「解体工事を検討している家庭」へ投函できていなかったりして、問い合わせが来ないケースもよく見られる失敗例です。
解体工事の集客がうまくいかない原因
ここからは、解体工事の集客がうまくいかない原因について掘り下げていきます。自社の状況に当てはまるものはないか、確認してみてください。
顧客行動に沿ったマーケティング戦略を組めていない
集客がうまくいかない要因は、顧客行動を理解していないケースがほとんどです。見込み顧客が「どういうきっかけで解体工事を検討し始めたか」「どのように情報収集や比較検討を行うか」を理解していないと、最適な施策は打てないでしょう。
こうした状況で、「とりあえず一括見積もりサイトに登録してみる」「ホームページを作ってみる」「チラシを配ってみる」といった場当たりな施策を続けても、安定的に集客アップを図ることは難しいと考えられます。
他社との違いや特徴が伝わっていない
集客を実施している元請け会社が同じ商圏内にある場合、「自社だからこそできる仕事」「自社が提供できる価値」を発信できていなかったり、伝わりづらい訴求をしたりすると、「認知されているのに、顧客からは選ばれない」という、非常に“もったいない”結果になることがあります。
安心感を与えることができていない
一概には言い切れませんが、解体工事会社は世間一般的に「ガラが悪い」などと思われがちです。そのイメージをWeb上やチラシ、看板などで払拭できず、集客に繋がらないというケースも少なくありません。
解体工事の集客の成功のポイント
施策を取り組む前に、マーケティング戦略全体を設計する
集客を成功させるには、「一括見積もりサイトに登録する」「ホームページを作る」「チラシを配る」など“とりあえず”施策を打ち出すだけでは不十分です。まずは顧客行動を分析し、それに沿ってどういう施策に取り組むべきかを考えながら、初めにマーケティング戦略全体を設計する必要があるでしょう。
その中で、「広告予算が足りない」という課題に直面するケースがあるかもしれません。その際は、「今すぐ層」を狙う「オンライン施策」の実施を推奨します。
強み・特徴を整理し具現化する
見込み顧客は「どの業者なら安心して任せられるか」「親切に対応してくれるか」「予算内で対応してくれるか」「解体工事だけでなく不用品回収まで対応してくれるか」など、さまざまな基準で業者を比較検討しています。
その見込み顧客に競合他社ではなく自社を選んでもらうには、「自社を選ぶべき理由」を整理し、それをホームページなどの各種広報ツールで具現化する(適切に表現して伝える)ことが重要です。そのためには、第三者機関の調査結果を掲載してユーザーの信頼を得るなど、同業他社との差別化を図れる「パーソナルリサーチ」を実施するのも選択肢のひとつと言えます。
広告や店舗などはクリーンな印象を与えるデザインにする
見込み顧客にとって、解体工事業のイメージが良くないケースもあります。だからこそ広告や店舗のデザインは「清潔感を持たせる」「働いている人の雰囲気がわかるようにする」などの工夫が欠かせません。キャラクターやロゴ、デザインを工夫して、「親しみを持てそうな印象」にすることが重要です。また、会社のさらなるイメージアップを実現するため、有名タレントを広告塔としてキャスティングしている事例もあります。
タレントキャスティングは”社名認知獲得”に有効
タレント起用プロセスと広告効果測定の調査レポート
集客において最初に取り組むべき「オンライン施策」6選
1.ホームページ
ホームページは、問い合わせ前後に見込み顧客が必ず確認する媒体です。だからこそ、重点的に強化すべき施策と言えるでしょう。ホームページ内に入れるべきコンテンツには、「会社概要」「スタッフ紹介」「提供可能なサービスメニュー」「初心者向けの基礎知識情報」「現場ブログ」などがあります。ホームページを閲覧するのは、解体工事をすでに検討していて、業者選定をするために情報収集している方がほとんど。そうした人にリーチできるよう、情報を整理してわかりやすく発信しましょう。
【GOOD例&BAD例つき】コンバージョン率向上のためのウェブサイト改善 23の施策集
2.SEO対策
SEO対策とは、GoogleやYahoo!で検索した際に上位表示を狙う対策のことです。すでに解体工事を検討していて、近くの業者を探している「今すぐ層」を集客できるため、積極的に取り組んでいきましょう。狙うべきキーワードは「解体工事 地域名」「空き家解体 地域名」など。「コンテンツSEO」と呼ばれる、ホームページ内に、見込み顧客に役立つ記事を増やしていく施策も効果があります。「今すぐ層」の悩み解決に繋がるコンテンツを制作していきましょう。
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3.ネット広告(検索・動画・ディスプレイ広告)×ランディングページ
インターネット広告にはさまざまな手法があります。その中でもおすすめなのが、GoogleやYahoo!で検索した際に出てくるリスティング広告と、SNS閲覧中に表示される動画広告・ディスプレイ広告の活用です。これらは、解体工事を検討している層が普段使っている媒体だと考えられます。
広告の費用対効果を高めるには「ターゲットのセグメントを細かく設定する」「今すぐ層がクリックしたいと思うテキスト・動画・画像を入れる」「ABテスト(※1)を実施し、より広告効果が高い状態を常に保つ」ことが重要と言えます。
また、広告をクリックしたユーザーをランディングページ(※2)へ直接流入させることもおすすめです。ランディングページはWeb上のチラシのようなもので、広告をクリックした人のインサイト(本心・隠れた心理)をイメージし、その人から問い合わせを取ることに特化したページです。そのため、公式ホームページなどへ流入させるよりも高い問い合わせ率を期待できます。
※1.ABテスト……「どちらがより良い効果を出せるか」を検証する、Webマーケティングの手法。
※2.ランディングページ……ほかのページへ離脱させず、1ページ内で訴求を実施し直接問い合わせに繋げるページ。
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4.Google地図検索(MEO対策)
「MEO対策」とは、Googleマップ内で検索された際の上位表示を狙う施策です。上位表示を狙うために、ビジネス情報(写真、口コミ)の情報管理ツール「Googleビジネスプロフィール」を充実させましょう。こまめに情報更新したり、口コミの数を増やしたりするのがおすすめです。例えば、事務所の情報を登録しておくと、「解体工事+地域名」などでGoogle検索した際に電話番号・住所・地図・営業時間・定休日・写真・口コミなどの情報を出せるようになります。なお、このサービスの利用料金は無料です。
5.LINE公式アカウント
LINEは、日本人の70%以上が利用しているとされるSNSです。LINEを活用することで簡易的な見積もり依頼ができるほか、スムーズに顧客とコミュニケーションを取ることができます。LINEの公式アカウントを立ち上げ、ホームページにも動線を設置するなどして、集客ツールとして積極的に活用しましょう。
6.一括見積もりサイト
一括見積もりサイトを活用すると、顧客は解体工事会社への見積もりをまとめて取ることができます。検討の手間が削減できるという利便性から、解体工事会社を探している「今すぐ層」に広く利用されているツールです。ただ、登録している業者が増加しているため、成約率が下がっているという面もあります。導入する際は実際の成約率とコストをしっかり把握し、無駄にならないよう気を付けましょう。
さらに事業拡大を目指す場合に取り組むべき「オフライン施策」5選
1.チラシ
解体工事のメインターゲットは50代以上です。そのため、新聞折り込みやポスティングなどの施策もまだまだ有効と言えます。出稿に関しては月1回ペースが理想です。毎月効果測定を行い、反響が良いチラシのデザインを参考にブラッシュアップするようにしましょう。
2.看板
解体工事は、地域密着戦略のビジネスモデルです。そのため、地域内で認知を広げる看板も有効な施策と言えます。制作時のポイントは、「目を惹くキャッチコピーを掲載する」「キャラクター、もしくは人物(代表者や社員)を掲載する」「清潔感がありクリーンな印象を与えるデザインにする」などです。また、認知拡大のためには、「どこに看板を設置すべきか」も重要になります。主要な道路沿いなど、目につきやすい場所への設置を検討しましょう。
3.自治体広告(市役所内サイネージ・広報誌)
解体工事を検討している年齢層の方は、役所へ足を運ぶ機会が多い傾向にあります。そのため、自治体広告も有効と言えるでしょう。見込み顧客は「役所が紹介している会社なら安心」という認識を持っているため、自治体広告を出すことで会社の信用度アップも期待できます。
4.交通広告(駅広告・つり革広告・バス広告)
2023年5月現在、新型コロナウイルス感染症の影響は落ち着きを見せています。リモートワークやライフスタイルに合わせた働き方が広がりつつあるものの、公共交通機関を利用する方も増加傾向にあります。そのため、駅広告・つり革広告・バス広告といった交通広告も有効な集客方法と考えられるでしょう。
5.テレビCM
前述の通り、解体工事のメインターゲットは50代以上です。テレビをよく見ているのはこの年代のため、テレビCMを通して認知拡大を目指せます。また、会社のイメージや信用度アップも期待できるでしょう。ただし、広告出稿費用が非常に高くなる点には注意が必要です。
まとめ
空き家が社会問題となる中、解体工事業界の需要はこれからますます高まる可能性があります。「下請け体質」から抜け出せず、集客施策を実行できていない会社が多いため、いち早く集客施策に取り組むことで、先行者利益を得られる可能性も非常に高いと言えます。
チャンスを掴むため、「今すぐ層」を効率良く集客する施策に取り組んでみませんか? 今回の記事を参考に、マーケティング戦略全体を設計したうえで自社に必要な施策を検討していただければ幸いです。改善を繰り返すことで、より良い結果に繋がっていくでしょう。
自社内では解決が難しい場合、お気軽にブランディングテクノロジーへご相談ください。
解体業界向け 関連資料
解体業界で成功するホームページ活用のブランディング戦略 ~解体業界向けホームページ制作サービス~
元請け集客をお考えの解体業界の経営者様、営業担当者様へ向けたホームページを軸とした集客戦略をまとめた資料になります。
これまで、ご紹介させていただいた集客戦略の中でもカギとなるホームページ制作について中心に作成しております。「なかなか集客がうまくいかない」「何から始めていいか分からない」などの、課題を解決する内容となっております。ぜひ、御社の集客戦略にご活用ください。
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記事の執筆者
Y.SEIYA
事業推進室 Webブランディングプロデューサー
2014年新卒入社。営業所を立ち上げ4名体制まで拡大。800社以上の中小企業のWebブランディングに従事。現在は手掛けた実績を活かし、全国の中小・地方企業様のさらなる事業成長へ向け活動中。
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