Case デジタルマーケティング成功事例・ノウハウ

【運用Tips】キーワード マッチタイプ変更によるコンバージョン率改善事例

【運用Tips】キーワード マッチタイプ変更によるコンバージョン率改善事例

リスティング広告 マッチタイプとは

リスティング広告(検索連動型広告)は、ユーザーの検索語句に連動して広告を配信する手法です。
「マッチタイプ」はキーワードに関する広告配信の設定で、ユーザーの検索語句に対し、どれくらいの範囲・関連性まで広告を表示させるかを決めるものです。

マッチタイプの種類

部分一致

最も広告配信の範囲が広くなる設定です。
広告主が登録したキーワードと、関連性のある検索語句や類義語に対しても広告が配信されます。
拡張性が高く、潜在顧客への広告配信が行える一方で、対応語句の範囲が幅広いがゆえに広告の内容がターゲットのニーズからずれてしまうリスクもあります。

例:キーワード「渋谷 海鮮居酒屋」
⇒広告が表示される検索語句「渋谷 居酒屋」「渋谷 海鮮料理」など

フレーズ一致

部分一致よりも、広告配信対象となる検索語句を絞り込むことができる設定です。
登録キーワードを含んでおり、関連性がある・類似性がある検索語句の場合に広告が配信されます。
意味が類似していれば、登録キーワードと検索語句における語順の違いや、キーワードの前後・間に文字が入っていても広告配信の対象となります。

例:キーワード「渋谷 海鮮居酒屋」
⇒広告が表示される検索語句「海鮮居酒屋 渋谷」「渋谷 おすすめ 海鮮居酒屋」など

完全一致

登録キーワードと検索語句が完全に一致した場合にのみ広告が配信されます。
広告配信範囲は狭まりますが、狙いたいニーズ・ターゲットへピンポイントで配信できる点がメリットです。

例:キーワード「渋谷 海鮮居酒屋」
⇒広告が表示される検索語句「渋谷 海鮮居酒屋」など

マッチタイプ活用の成功事例

【Case1】マッチタイプ変更でコンバージョン率改善に成功

コンバージョン
指標
問い合わせ
課題 部分一致キーワードの多用により、ニーズと合わない検索語句での流入が増加。効率の悪い投資を行っている状態に。
対策 キーワードの見直しを行い、よりコントロールするためにマッチタイプを部分一致からフレーズ一致に変更。
結果 コンバージョン率改善に成功し、コンバージョン単価も削減。
導入前:コンバージョン率1.7%、コンバージョン単価¥43,589
導入後:コンバージョン率7.81%、コンバージョン単価¥4,556

マッチタイプ活用Tips

マッチタイプの選び方

どのマッチタイプを使用するかの判断軸の一つとして、「広告配信の目的」が挙げられます。
下記二つの目的を例に、解説します。

1.コンバージョン単価の安定
2.コンバージョン数の最大化

1.コンバージョン単価の安定

コンバージョン単価の安定化を図る場合、フレーズ一致・完全一致がおすすめです。
フレーズ一致を使う目的は、確度の高い語句が含まれるキーワードでの広告露出を増やすこととなります。
完全一致を使った方がいいケースとして、検索ボリュームが多くコンバージョン確度も高いキーワードがある場合に相性が良いでしょう。

2.コンバージョン数の最大化

コンバージョン数最大化を図る場合、部分一致を取り入れてみることを推奨します。
コンバージョンの数を増やしたい場合、キーワードの拡張が必要なケースがあるためです。
狙いたい検索語句での母数が足りなかったり、頭打ちの傾向が見られる場合は、部分一致キーワードを活用することで関連性がある検索語句での広告露出増加を狙えます。

最後に

リスティング広告におけるキーワードの「マッチタイプ」は、基本的な設定項目でありつつ、コンバージョン成果に大きく影響しやすい重要な要素です。
マッチタイプを含むキーワードの配信内容・設定に関しては、自社のアカウント状況や市場・競合動向などに応じて、適切にチューニングを行うことが不可欠です。

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