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売主募集!反響獲得のための不動産売買チラシの作り方~無料デザインテンプレート付き~

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インターネットが普及した今も尚、アナログの紙広告、中でも不動産業界におけるチラシのポスティングは反響獲得に効果的と言われています。とりわけ物件売買については、エリアを限定して情報を届けられるためポスティングの優位性は揺るぎません。

本記事では、ポスティングチラシを活用して、売主からの査定依頼を獲得するための、チラシの作り方のコツをお伝えします。基礎的な内容となっておりますので、改めて自社のチラシを見直す機会になりましたら幸いです。

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このような方におすすめの記事です

  • 初めてチラシを作るので、基礎的なポイントを知りたい
  • 現在行っているポスティングチラシの、反響率を改善したい
  • コストを抑えるために、自社でチラシデザインを作りたい
初めてチラシを作るので、基礎的なポイントを知りたい

いつも何気なくポストに入っているチラシですが、いざ自社のチラシを配るとなると、どのように作成したらいいのか分からない不動産会社様もいらっしゃるかと思います。本記事では、初めての方でもわかりやすいようチラシ作成において押さえるべき基礎ポイントから、配布方法やタイミングにコツなどを解説していきます。

現在行っているポスティングチラシの、反響率を改善したい

チラシポスティングは昔から行っているが、前職でのチラシテンプレートをそのまま自社に引継ぎ、何年も同じデザイン構成でポスティングを巻いているというお声をよく伺います。現在行っている手法や成果を見直していただくために、反響率を改善するためのポイントを解説していきます。

コストを抑えるために、自社でチラシデザインを作りたい

チラシの内容やデザインを変えながら検証したほうがいいのは分かっているが、デザイン会社や印刷会社に外注するコストを気にされる不動産会社様もいらっしゃるかと思います。本記事の最後に、自社でチラシを作成するためにチラシデザインテンプレートを無料でダウンロードできますので、自社で作成する際の参考にしていただければと思います。

不動産業界でポスティングがなくならない理由

オンラインでの集客手法が広がってきている昨今ではありますが、不動産業界、特に不動産売買の分野では、依然としてオフラインである紙広告・チラシポスティングが有効です。その大きな理由として、費用対効果に見合った「反響」の取りやすさがあります。ではなぜポスティングが反響を獲得しやすいのか、主な理由をご紹介します。

不動産売却獲得のためのポスティングチラシのメリット

配布エリアを世帯単位で選べる

例えば築年数30年以上の住宅が並ぶエリアなど、自社にとって売って欲しい物件が集中している場合、その世帯めがけてチラシを投函できます。同じ紙広告だとしても、新聞折込チラシではこうした細かい調整が利きません。

インターネット広告でも「半径何キロ以内のユーザーに配信」などのターゲティングは可能ですが、その正確性はリアルなポスティングにはかないません。ただし、ポスティング会社に配布を委託する場合、配布エリアの指定には限界がありますので、事前に確認するようにしましょう。

まだ売却を思いついていない潜在層にアプローチできる

転勤に伴う引っ越しや相続など外的要因により売却の必要性が発生する場合、売主の売却モチベーションは高いため、一括査定サイトなどを利用し、自ら売却に向けた行動を起こします。

ただ、それだけではアプローチできる数が限られているため、それ以外の潜在層にもアプローチすることで、売主の掘り起こしをすることができます。潜在層が故に、物件は所有していても、まだ売却するメリットや手法も知らない、という初心者の売主からの問い合わせ割合も多いかもしれません。

最小限のコストで多くの人にアプローチができる

一般的に、チラシ1枚あたり数円~数十円という単価で、1世帯にポスティングをすることができます。インターネット広告でも1回数円という単価で広告を表示することもできますが、手に残る広告物であり家族にも共有できるという点から、低い単価でターゲットに長く接触することができるのも紙広告であるチラシのメリットの一つです。

他の広告物と比べ、売却モチベーションが低い潜在層へのポスティングが多かったとしても、最小限のコストで一人当たりにアプローチすることができます。

集客を最大化させるチラシポスティングのポイント~ポスティング戦略編~

効果的なポスティングにするための6ステップ

これまで述べてきたように、チラシポスティングのメリットはエリアやターゲットを詳細に絞り込んでアプローチできることをご紹介していきました。 では、具体的にチラシポスティングによる集客を最大化するためのポイントとは?次から解説していきます。

集客を最大化させるチラシポスティングのポイント~ポスティング戦略編~
0.1~0.3%が一般的な反響率なので、1,000枚以上は配る

1,000枚配布して得られる反響目安は、大体1~3件と言われています。つまり、1,000件配布して、1人~3人は何らかの行動(問い合わせ、査定依頼など)を取る可能性があるということです。ここからさらに、問い合わせ>商談>成約を考えると、1,000枚というのはあくまでも最低ラインとして考えた方がよいでしょう。

配布エリアを分析する

ターゲットとしているユーザーにその広告が届いている、見てくれることをマーケティング用語で「リーチ」と言います。このリーチを高めることが反響率に影響するので非常に重要なポイントです。そのリーチ(率)を高めるには配布エリアの絞り込みが大切です。物件のターゲットがファミリー層ならファミリーが多く住むエリアに、高齢者がターゲットなら年配の方が多く住むエリアにポスティングを集中投下しましょう。

すぐに捨てられないよう特典チケットをつける

前述のリーチ率を高め、確実な集客に結びつけるには、さらなるひと工夫が必要です。例えば配布したチラシを持参するか、その一部を切り取って指定の場所に持参すれば何らかの特典が得られるようにしておくのが良いでしょう。いわゆる特典チケットです。飲食店のチラシなどは特定の商品を割引にするなどの方法がありますが、不動産業界においての特典は粗品進呈などの特典チケットが喜ばれるかもしれません。

家族にメリットがある特典チケット

特典となる商品がおもちゃなら子どもたちのために、家事用品であれば奥様のために、嗜好品であれば旦那様のためになど、手に取った本人にメリットがなくとも、家族のためであれば「とりあえず無料だから査定相談に行ってみよう」というきっかけにもなります。狙っているターゲット層が喜ぶ特典はもちろん、その家族にもメリットがある特典であれば、すぐに捨てられる確率はさらに減ります。物件売却に少なからず興味があるターゲットと接触できる機会がつくれるのであれば、この特典も安い投資といえるでしょう。

売主が売却を検討するタイミングでポスティングを行う

ポスティングに限らず、どんな広告も投下するタイミングが重要です。例えば、売主を募集するためのポスティングチラシであれば以下の時期が狙い目と言えるでしょう。

土地やマンションが値上がりしている時期

例えば、新規の交通インフラが整備された(あるいは整備される計画が発表された)、新規のショッピングモールがオープンを予定しているなどの理由で、特定のエリアで土地やマンションなど不動産が値上がりを続けている時期があります。ポスティングチラシを集中的に投下するならこの時期が適切です。もちろん、注目を集めている交通インフラや商業施設に関する簡単な情報と画像を掲載しておくのも効果的です。

買い手が多くなる引っ越しシーズン

春先は新入学や入社、転職などで生活圏が変わるため、転居や転出が多くなります。いわゆる「引っ越しシーズン」ですが、これは学生や単身者に限りません。こうした時期に生活の拠点を移そうと考えるファミリー世帯、高齢者世帯は多いもの。当然、不動産売却を促すチラシのポスティングもこの時期が狙い目になることが少なくありません。

単発ではなく一定期間継続して配布する

一度目にしただけでは印象に残らないものの、何度も家に届けば手に取る回数も増え、人の記憶に刻まれるようになります。ポスティングチラシは決して単発ではなく、一定期間継続して配布するのが良いとされている理由は、こうした人間の心理にあります。

認知拡大、ロゴの刷り込み

何度も同じ広告を目にしていると、そこに記されている社名やブランド名、ロゴを見るだけで、広告内容を自然と思い出すようになる──これが一種の心理的“刷り込み”で、こうなれば自然とターゲットの行動に変化が現れます。つまり、広告への問い合わせなど反響率が上がるということ。また、異なる物件のポスティングチラシを打つ際にも、こうして認知度を上げておけば、掲載内容への注目度も上がります。

効果測定を行い、定期的に改善する

マス広告では“効果測定”は難しいものの、ポスティングチラシではこれが比較的簡単に行えます。例えば問い合わせ件数や来客数を計測すれば一目瞭然ですが、広告に掲載したクーポン券を使って景品交換が行われた件数も目安のひとつになります。

問い合わせだけではなくQRコードで読み込み計測

例えば、チラシにWebURLやQRコードを掲載しておいて、専用のLP(ランディングページ)に誘導することで、何回QRコードが読み込まれたか効果測定を行うことも可能。その結果から、どのような広告表現、デザインがリーチに結びついたかを追跡することで、その後の広告作りを改善するヒントが得られます。

広告物の「トンマナ」統一の重要性

「トンマナ」とは、広告デザインやコピー表現に一貫性を持たせることを指します。ポスティングチラシを制作する際は、自社ホームページの表現(デザイン・色調・コピー)などに一貫性を持たせるのが理想です。それはなぜでしょうか?

チラシとホームページの表現を合わせる

ポスティングチラシを手に取り、その広告内容に興味を持った人が次に取る行動を予測してみてください。多くの方がチラシを見て、さらに情報が欲しい場合ホームページを検索するでしょう。チラシにURLやQRコードが記載されていれば、高確率でそこから発行元である会社のホームページにアクセスしてくるはずです。そこで大事になってくるのが、チラシで見た印象と、ホームページの印象が統一されていることです。「チラシはアットホームな温かい印象でよかったのに、ホームページを見たら激安などを謳う信憑性に欠けるものだった」などマイナスなギャップ生まれてしまった場合、せっかく手に取ってもらうことが成功したチラシが無駄になってしまいます。

ブランディングを通じ自社のトンマナを考える

とはいえ、そもそも自社が何を軸として売主に向けたメッセージを発信すべきなのか、それを広告物に落とす際のデザインやキャッチコピーにどう反映すべきなのかわからない会社様も多いと思います。ご希望の方はお役立ち資料などのご送付も行っておりますので、自社でのコンセプト作りに苦戦している方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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ポスティングを行う上での注意点

狙った対象エリアを目がけ、人海戦術でチラシ広告を配布していくポスティング。確かにネット広告などに比べ、制作手法、配布手法もシンプルですが、これだけは“やってはいけないこと”“注意すべきポイント”というものがあります。

最終反響率しか追わず、中間成果の効果測定を行わない

多くの会社様が最終的な反響率だけを追跡して、中間成果の効果測定を行っていません。何千枚配布して何件問い合わせがあったかという数字も重要ですが、中間指標としてエリア別にQRコードの読み込みが何回あったか、どのような問い合わせがあったのかをしっかり効果測定を行いましょう。そうすればそのエリアのターゲットが掲載内容のどこに着目し、反応したかがわかり、今後の改善に活かすことができます。

過度な広告キャッチコピー

注目を集めたいために、キャッチコピーが過度な表現になってしまったり、掲載内容が事実とかけ離れたりするポスティングチラシは論外です。広告の品位を損ね、ひいては価値のある反響を減らしてしまう一因になりかねません。

クレームなど配布NGエリアの共有漏れ

ポスティングは継続して行うことが重要とお伝えしましたが、人によってはポストにチラシを入れられること自体嫌煙される方もいらっしゃいます。そうした場合、何度も同じチラシを目にすることで、悪い意味で御社の名前を覚えられ、クレームに発展する可能性もあります。同じエリアに配布し続ける場合、ポスティング配布会社との連携を図り、配布NG世帯などをきちんと共有するようにしましょう。

的外れな煽りコピー

“煽り(あおり)”とは、広告・宣伝手法の一種で、不安や焦りなど、受け手の負の感情に働きかけ、購買心や興味を誘うやり方です。広告の種類によっては有効に働くことがありますが、不動産売却をうたうポスティングチラシにはむしろマイナスです。余計な“煽り”は、広告の品位、企業の信頼性、掲載内容の信頼性を損いかねません。

金額だけでポスティング委託会社を選ぶ

金額は確かに重要ですが、より大事なのはその金額でどこまで対応してくれるか、です。配布スキルやマナーを心得ているのは当然のこととして、配布だけではなくコンサルティングサービスとして、配布先で気になったことや広告作りに役立つ気づき、情報などをフィードバックしてくれるポスティング会社もあります。最近では配布員の稼働管理のため、GPSを帯同させるポスティング会社もありますので、金額以外に選ぶ基準としてご検討されてはいかがでしょうか。

反響獲得のための売買チラシの作り方~デザイン構成編~

ポスティングチラシも広告である以上、見やすい紙面、物件や会社に対して好感を抱いてくれるようなデザインであるべきです。では、具体的にどういったことに気をつけて制作すべきか、ポイントをまとめて解説します。

自社に合ったデザイン戦略を考える

広告の良し悪しを決める最も重要な要素がデザインです。ポスターやバナーと同様、ポスティングチラシの第一印象を左右すると言っても過言ではありません。

反響獲得のための売買チラシの作り方~デザイン構成編~
ターゲット心理を考慮したデザインにする

ポスティングチラシを見てもらうターゲットを絞り込んだら、そのターゲットの共感や興味を喚起する広告デザインを考えます。ファミリー層を狙うなら、明るくハッピーな雰囲気の色使い、紙面にしましょう。高齢者がターゲットなら、より落ち着いた色合い、デザインにするなどして、もちろん文字や画像などは大きく見やすいものを選びましょう。

おしゃれ、かっこいいだけにとらわれない

自分の趣味や好みに寄ったデザインにしてしまう方も少なくありません。単におしゃれでかっこいいチラシが好きだからという理由で、都会・地方、閑静な住宅街・高級住宅街などすべてに同じデザインのチラシを配ってはいませんか?
手に取る相手の世帯構成やお悩みなどを考慮し、それぞれに合ったデザイン戦略を考えましょう。

企業イメージからフォントを設定する

紙面にリズムを与え、同時に企業の個性や特徴をうまく伝えるためには、広告に使うフォント(書体)を揃えて、紙面に統一感とメリハリを持たせることが重要です。
例えばスタイリッシュな印象にしたい場合、ゴシック体より線の細い明朝体にするだけで印象が変わります。見た相手にどういった印象を与えたいかで、フォントやカラーを設定しましょう。

企業カラーに合わせる

不動産会社ごとに、企業カラーというものが明確にあることでしょう。例えば、名刺を見れば社名やロゴマークに必ず使われている色があるはずです。それがコーポレート(企業)カラーです。ホームページやポスティングチラシの紙面作りにもこのコーポレートカラーを積極的に使うようにしましょう。その印象だけで「あの会社だ」と読み手に感じてもらえるようになれば成功です。

見やすいチラシ構成を考える

不動産売却用チラシの構成には下記のような決まりがあります。

入れるべき文言、ルール

不動産広告では、宅建業法や不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)の2つのルールに従わなければなりません。とくに「宅建業法」では、「誇大広告の禁止」や「広告開始時期の制限」「取引態様の明示」が求められます。

チラシ構成は上段で惹きつけ、中段で説明、下段で行動を促す

これは、不動産売却用のポスティングチラシに限らず、チラシ広告の王道ともいえるセオリーです。

上段 キャッチコピーとメインビジュアル 注目させる要素
中段 物件概要・周辺エリア紹介など諸情報 必要な情報を提供する
下段
  • クーポンチケット(持参して交換)、QRコード(会社ホームページURL)など
  • 宅建業法に基づいた表示
反響を得るための仕掛け・その他

 

まとめ

効果的なチラシデザイン×ポスティング戦略×ホームページとの相乗効果

冒頭では、このネット時代でも不動産売却では、旧来の紙媒体であるポスティングチラシが有効であると述べました。また、このポスティングチラシが今日でも決して廃れることなく、むしろ大いに活用されている理由も記事を通じて納得いただけたと思います。

ただし、時代は明らかにネット全盛へと移り変わっていて、人気不動の広告媒体であるポスティングチラシと言えど、その影響を免れなくなってきました。むしろ、今はこうした状況を追い風ととらえて、ポスティングチラシとホームページの効果的な連動や相乗効果を狙うのが正しい活用方法だと言えるでしょう。

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