「Z世代が就活において、何を重視しているのか分からない」
「Z世代を採用したいけど、どのようなアプローチが効果的なのか分からない」
自社での人材採用において、上記のような課題を抱えていませんか?
Z世代とは、1996年から2012年に生まれた人たちのことを指します。前の世代とは大きく異なる価値観を持つため、Z世代からの応募を増やすには、特徴や価値観に合ったアプローチが必要です。
そこで、この記事では、Z世代の就活に対する価値観・就職観とおすすめの戦略や手法などについて解説していきます。ぜひ、Z世代についての理解を深めて、エントリーが増える効果的なアプローチをおこないましょう。
この記事で分かること
- Z世代の定義と概要
- Z世代の価値観
- Z世代が就活で重視しているポイント
- Z世代を採用するのにおすすめの求人サービス
こんな人におすすめの記事です
- Z世代への理解を深めたい人
- Z世代の採用に力を入れていきたい企業
- Z世代への効果的なアプローチ方法が知りたい人事担当者
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目次 [show]
Z世代とは(定義)
Z世代とは若い世代を指している用語なのは分かるものの、具体的にどの年代を指しているのか分からない方も多いと思います。
Z世代とは、1996年から2012年に生まれた人たち(世代)のことです。
※1990年半ばから2010年頃と記載されている場合が多い
この17年の間に生まれた人は、全てZ世代に該当します。
Z世代の特徴
Z世代には考え方や価値観において、他の世代と大きな違いがあります。
Z世代の主な特徴は、以下の通りです。
- ネットやSNSの扱いに長けている
- 情報収集力が高い
- 社会や環境に対する興味関心が強い
- 個性や多様性を重視する
- タイムパフォーマンスを重視する
- ブランド品よりも自分にとって価値のあるものを欲する
- 物欲が低い
普段の生活だけでなく、就活においても上記の特徴が表れる傾向が強いです。
X世代・Y世代との違い
世代ごとのアルファベットによる分類はZ世代だけでなく、以前以後にも存在します。Z世代以外のカテゴリーは、以下の通りです。
- X世代=1960年半ば~1980年頃(Z世代の親世代)
- Y世代=1980年~1990年半ば(Z世代の前)
- α世代=2013年~現在(Z世代の次)
Z世代だけが世間に広く浸透していますが、実は他の年齢層も世代ごとにカテゴライズされています。用語として使用する機会は少ないですが、ここであわせて覚えておくと良いです。
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Z世代の就活に対する3つの価値観・就職観
Z世代の特徴や傾向は、就活の場でも顕著に表れています。Z世代が就活の際に重視している価値観・就職観は、以下の3つです。
- 自分の強みが活かせるか
- 楽しさ・やりがいがあるか
- ライフワークバランス
どのような価値観で就活と向き合っているかを理解して、効果的なアプローチをおこないましょう。
自分の強みが活かせるか
Z世代は、自分の個性や強みが活きる仕事や環境を求めます。以前は企業の規模や給与などを重視する傾向でしたが、最近では自分らしさを活かせるかを重視する傾向が強いです。
現代は会社や職種の選択肢が多い売り手市場のため、よりこの傾向が強くなってきています。利益の部分よりも、自分に合うかどうかを重要視しているのが、Z世代の特徴です。
楽しさ・やりがいがあるか
Z世代は社内競争よりも、やりがいを感じながらいかに楽しく仕事に取り組めるかを重要視します。社内で必ず一番になるといった野心やライバル意識ではなく、周囲と同調するチームワークや協調性の高さがZ世代の特徴です。
そのため、一人で黙々と作業するような職場よりも、気軽にコミュニケーションが取れるアットホームな職場を好む傾向があります。
ライフワークバランス
Z世代は、仕事よりもプライベートの充実を重視する傾向が強いです。仕事を第一に考えて打ち込むというよりは、バランスの取れたライフワークを大切にします。
そのため、キャリアアップの優先順位はそれほど高くなく、趣味や副業、子育てなどのプライベートを優先します。残業をしながら昇進していくキャリアより、常にプライベートを大事にできるキャリアを好むのがZ世代の特徴です。
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Z世代が就活時に重視している企業・仕事選びのポイント3選
以前までの世代とは異なり、Z世代は仕事や企業に対して独自の基準を持っています。Z世代が就活で重視している企業や仕事選びのポイントは、以下の3つです。
- 職場環境・人間関係
- 福利厚生の充実
- 時間や場所にとらわれない自由度が高い働き方
どこを基準にして就活しているのかをよく理解した上で、Z世代が魅力的と感じるような採用をおこないましょう。
職場環境・人間関係
Z世代はコミュニケーションが取りやすく、楽しく働けるストレスフリーな職場を求めています。
そのため、収入や企業規模のような目に見えるステータスではなく、職場の環境や人間関係の良さを優先する傾向が非常に強いです。
退職や休職の原因とならないスムーズで円滑な人間関係や職場環境を重視して、Z世代は仕事や職場を選びます。実際に、社員が働きやすい職場作りをおこなっている企業に人気が集まっています。
福利厚生の充実
Z世代は、福利厚生や社内制度が充実しているかどうかを企業選びの際に重視しています。特に注目度が高い福利厚生は、以下の制度です。
- 完全週休二日制
- 特別休暇(誕生日、慶弔、育児など)
- 各種補助金(家賃、食事など)
- ヘルスケア(健康診断、予防接種など)
- フレックス制度
- 研修制度
給与の高さにとらわれず、総合的な体制の充実度で良し悪しを判断するのが、Z世代の特徴です。
時間や場所にとらわれない自由度が高い働き方
Z世代は固定された就業形態ではなく、予定や都合に合わせて柔軟に働ける自由な社風の企業を好みます。コロナ禍でのリモートワークやフレックス制度の浸透で、時間や場所に縛られない働き方が注目されています。
特に、Z世代は以下の要項が許可されている企業に対して、強く興味を持ちやすいです。
- フルフレックスOK
- フルリモートOK
- 地方移住OK
時代やトレンドに対応した自由が利く柔軟なワークスタイルが、Z世代が企業選びで重視しているポイントです。
Z世代を採用するためにおすすめの戦略3選
Z世代からの応募を増やすためには、働きやすい魅力的な会社だと感じてもらう必要があります。特に、Z世代の採用をする際に効果的な戦略は、以下の3つです。
- 社内の雰囲気やコミュニケーションの取りやすさをアピールする
- フレキシブルな働き方や福利厚生の充実をアピールする
- Z世代が活用するツールを使用する
先ほど紹介した価値観や重視しているポイントを踏まえて、Z世代が魅力を感じるようなアピールをおこないましょう。
社内の雰囲気やコミュニケーションの取りやすさをアピールする
Z世代は単純に給与の高い企業よりも、自分が働きやすいと思った企業を優先して選びます。
そのため、雰囲気の良さや社内コミュニケーションの円滑さを訴求のポイントにすると、エントリーにつながりやすいです。普段の職場の様子や仕事風景を視覚的に伝えられると、良いイメージにつながりやすいといえます。
一方で、堅い雰囲気や古い体質の企業は敬遠されやすいので、Z世代の採用を狙う場合は改善する必要があるでしょう。
フレキシブルな働き方や福利厚生の充実をアピールする
社内制度の充実や働き方の自由度は、Z世代が仕事や企業選びで特に重視しているポイントです。そのため、社内の仕組みや体制が整っていることアピールすると、エントリーや採用につながりやすくなります。
Z世代を採用したいのに福利厚生が手薄な場合は、採用を機に制度の導入を検討するのも選択肢の一つです。
Z世代が活用するツールを使用する
Z世代はネットやSNSを活用して、就活の情報収集をしています。
そのため、企業側がZ世代の情報収集圏内で発信をおこなうと、エンゲージメントを得られる可能性が高いです。
実際に自社でSNSを運用を開始して、そこで採用をおこなう企業が増えています。また、InstagramやTikTok、XなどのSNSは費用がかからず、無料で利用できる点もおすすめの理由です。
Z世代の採用におすすめの採用手法
Z世代を採用するには、Z世代が活用しているツールや効果的にアプローチできる手段を選ぶ必要があります。
中でも特におすすめなのが、以下の4つの採用方法です。
- 求人サービス
- ダイレクトリクルーティング
- リファラル採用
- 動画コンテンツ・SNS活用
自社に合ったツールや方法を選び、採用の質と効率を高めていきましょう。
求人サービス
Z世代の採用に力を入れる際に活用したいのが、求人サービスです。求人サービスは需要と供給がマッチしている場なので、効率良くZ世代の採用ができます。中でも、特におすすめな求人サービスは、以下の3つです。
- マイナビエージェント
- doda
- リクルートエージェント
それぞれの長所や特徴を紹介しますので、自社に合ったサービスを活用してみてください。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、オリコン顧客満足度2年連続No1の転職エージェントです。年代や業種別に求人が出せるため、自社のターゲットに合った就活者をピンポイントで採用できます。
Z世代からの認知度も高いため、求人サービス選びで迷ったらマイナビエージェントを選べば間違いないです。
doda
dodaは、業界最大級の利用者数を誇る中途採用メインの転職エージェントです。
自社の採用課題に合った利用ができるため、ターゲットをZ世代に絞って採用することもできます。
専任の担当者がつくため、採用活動において充実したサポートが必要な場合は、dodaを活用するのがおすすめです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントで求人数・利用者数ともにNo1です。CMを積極的に活用しているため、Z世代をはじめとした就活者からの認知度が非常に高いです。
求人の項目は新卒、中途採用など、カテゴリー別になっているので、ニーズごとの採用に対応できます。
ダイレクトリクルーティング
Z世代の採用を促進するには、ダイレクトリクルーティングが有効です。
ダイレクトリクルーティングとは、求人サービスを通さずに直接企業が就活者にアプローチする方法のことを指します。
従来は求人を掲載し、就活者からの応募を待つのが一般的でした。ですが、ダイレクトリクルーティングなら、企業の方から魅力的なスキルや実績を持つ就活者に直接アピールができます。特に、優秀な人材を確保する際におすすめの採用方法です。
また、ダイレクトリクルーティングの詳しい手順や採用時のポイントなどについては、以下の記事を参考にしてみてください。
リファラル採用
Z世代を採用する有効な手段として、リファラル採用があります。リファラル採用とは、自社の社員や関係者、知人などから人材を紹介してもらう採用方法のことです。
採用活動となると多くの企業は求人サービスに目がいきがちです。ですが、リファラル採用なら企業と応募者のミスマッチを防げる上に、採用コストまで削減できます。
そのため、周囲の人脈を活用できる場合は、リファラル採用でZ世代を採用するのがおすすめです。
また、リファラル採用の具体的な手順やポイント・注意点などについては、以下の記事を参考にしてみてください。
動画コンテンツ・SNS活用
Z世代は、普段からSNSを積極的に活用しているのが特徴です。
そのため、動画コンテンツやSNSを活用してZ世代へアプローチをおこなえば、効率的に応募や採用へつなげられます。
動画やSNSは自社の特徴や作業風景などを深く発信でき、ブランディング効果もあるため、活用する企業が増えています。最近では、自社のSNSアカウントを運用して、応募増加と採用費削減を実現している企業が非常に多いです。Z世代からの応募を増やすには、Z世代の特徴に合ったアプローチが重要です。
採用ブランディングを活用したZ世代の採用事例
私たちブランディングテクノロジーが、採用ブランディングに協力した事例を紹介します。
【株式会社トータルホーム】
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トータルホームでは採用ブランディングをおこなったことで、2年間で社員と売上が2倍にまで増えました。
特に、会社や社員の雰囲気が伝わるコンテンツを充実させたことが、エントリーが急激に増加した大きな要因です。その結果、採用コストを大幅に削減しながら、Z世代をはじめとした質の高い優秀な人材の確保に成功しています。
このように、採用ブランディングを活用すれば、自社が必要としているZ世代を短期間で採用できます。
まとめ:Z世代の就活の価値観に合ったアプローチをおこないましょう
Z世代は、他の世代とは異なる特徴的な考えを持っています。そのため、価値観や就職観に沿ったアプローチをおこなうことが、Z世代の採用を成功させるために重要なポイントです。
今回、紹介した戦略や手法を活用してZ世代からのエントリーを増やし、自社に合った優秀な人材を採用しましょう。
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Y.SEIYA
事業推進室 Webブランディングプロデューサー
2014年新卒入社。営業所を立ち上げ4名体制まで拡大。800社以上の中小企業のWebブランディングに従事。現在は手掛けた実績を活かし、全国の中小・地方企業様のさらなる事業成長へ向け活動中。
Twitter:https://twitter.com/seiya19911225
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