「インターンシップを実施してもなかなか採用につながらない」
「インターンシップ後の応募数が伸びない」
「インターンシップで自社が認知されていない」
このような悩みを抱える採用担当者は多いのではないでしょうか?
インターンシップは採用につなげるために有効な手段の1つです。独自の「面白い」インターンシップにすることで、採用や応募が期待できます。
一方で、工夫のないインターンシップでは、参加者がこの段階で応募を見限ってしまう等の逆効果になりかねません。
そこで今回は新卒採用につながる面白いインターンシップの作り方について、インターンシップを行う目的から具体的な作り方まで、事例を交えて解説します。
是非この記事を最後まで読んでいただき、採用活動に効果を残せるインターシップ作りに役立ててくださいね。
この記事でわかること
- 面白いインターンシップを行うメリット
- 人気の高いインターンシップの特徴
- 面白いインターンシップの作り方
こんな人におすすめの記事です
- インターンシップを通じて優秀な人材を確保したい採用担当者
- インターンシップでの応募者数を増やしたい採用担当者
- ミスマッチングを防ぎたい採用担当者
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目次 [show]
面白いインターンシップを行うメリット
独自の面白いインターンシップを行うことで、
- ミスマッチを防げる
- 早期の人材確保につながりやすい
- 応募数の増加が期待できる
などのメリットが挙げられます。
自社独自の「面白い」インターンシップによって、より学生(就活生)に企業の魅力を伝えることができ、応募数の増加や優秀な人材の確保につながります。
そもそもインターンシップの目的は企業の魅力を理解してもらい、優秀な人材を集めることです。
ユニークな面白いインターンシップにすることで、その目的を達成しやすくする効果が期待できるでしょう。
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インターンシップにはどんなものがある?種類と目的とは
一概にインターンシップといっても、目的に応じ、種類は多様化しています。大別すると以下の3種類です。
インターンシップの種類
- セミナー形式(1day)のインターンシップ
- ワークショップ型(短期)のインターンシップ
- 就業型(長期)のインターンシップ
この章ではそれぞれについての特徴を解説していきます。
セミナー形式(1day)のインターンシップ
インターンシップとして最もポピュラーなのが、1日で終わるセミナー形式のインターンシップです。実態は「インターンシップ」よりも企業説明会といった表現が正しいでしょう。
セミナー形式のインターンシップの目的は企業概要を知ってもらうことです。
時間が限られている分、伝えられる情報は最低限のものになりますが、参加者からの見え方の工夫次第では、十分に面白くすることもできます。
ワークショップ型(短期)のインターンシップ
数日から数週間かけて行われるワークショップ型(短期)のインターンシップもあります。1dayのセミナー形式よりも時間をかけて自社理解を深められ、より精度の高い採用が期待できます。
企業は学生らに課題を与え、課題に取り組む姿勢や理解度を観察することで、自社との相性を確かめられます。
ただし、適切な課題設定でなければ、学生の能力を判断できなかったり、自社の魅力が伝わらないなどのリスクもあるので注意が必要です。
就業型(長期)のインターンシップ
数ヶ月単位で行われる就業型(長期)のインターンシップです。インターン生は実際の業務の一部を行います。
短期のインターンシップと比べ、学生と時間をかけて向き合えるため、ミスマッチの防止に役立ちます。
一方で、長期間となるためコストがかかります。
時間とコストをかけたにも関わらず、インターンシップ後に応募に至らないケースもあるため、参加者が魅力に感じる内容を作り上げる必要があるでしょう。
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人気の高いインターンシップの特徴
「面白いインターンシップ=人気のインターンシップ」ではありません。以下に挙げた人気の高いインターンシップの特徴3点を理解した上で、独自の面白さを追求しましょう。
- リアルな業務体験ができる
- 企業文化に触れることができる
- 業界全体に対する理解が深まる
特徴①リアルな業務体験ができる
実際の業務体験に近い内容は、入社後の働くイメージに直結するため、人気があります。
業務内容をいくら詳細に説明したところで、実際に体験した場合と比べると、働く姿のイメージしやすさが大きく異なります。
短期間のインターンシップだとしても、業務のロールプレイなどを取り入れ、リアルに近づけることで効果が得られるのでおすすめです。
特徴②企業文化に触れることができる
入社後のミスマッチを防ぐためにも、事前に会社の風土がわかるようなインターンシップには人気があります。
例えば、「大学のサークルのようなアットホームな会社」と「スポーツチームのようなストイックのような会社」とでは文化は全く異なるでしょう。
このような違いをインターンシップの中で感じ取ることが出来れば、魅力に感じて自社への応募につながる参加者も増えることが期待できます。
注意点として、企業文化は数字や文字だけではなかなか表現できません。
そのため、社員の人柄やオフィスの雰囲気などが伝わるような内容を盛り込むとよいでしょう。
特徴③業界全体に対する理解が深まる
インターンシップに参加する就活生には、その業界について理解したいというニーズがあります。
そのため、事業概要を絡めながら業界全体の理解が深まるようなコンテンツは就活生にメリットが大きく、人気があります。自社のアピールもさることながら「就活に役立つ」内容にするのも選択肢の1つです。
特に業界シェアが高い企業や国内外で伸びている注目業界の場合、業界の説明に力を入れることで、自社の優位性を発信できます。
面白いインターンシップの作り方
インターンシップの内容はその後の採用活動や自社にマッチした優秀な人材の獲得に大きく貢献することが理解できたかと思います。
そこで、実際に面白いインターンシップを作る方法について、以下の5ステップで解説していきます。
step
1就活生のニーズを知る
step
2ターゲットを決める
step
3形式を決める
step
4コンテンツを決める
step
5採用までの導線を検討する
ステップ1. 就活生のニーズを知る
まずは就活生がどんなインターンシップを求めているのか、ニーズを知る必要があります。各種データや口コミ、SNSなどをチェックし、就活生のニーズを把握しましょう。
特にX(旧ツイッター)やインスタグラムなどのSNSは就活生のリアルな声を確認できます。
ステップ2. ターゲットを決める
ターゲットによって、適切なインターンシップの形式やコンテンツは変わります。
企業の採用計画や成長段階を考慮し、自社に必要な人材を設定しましょう。知識や経験、住んでいる地域、将来像など具体的に設定してください。
ステップ3. 形式を決める
先述したように、インターンシップにはさまざまな形式があります。
セミナー形式やグループワーク、職場体験などの大まかな形式を決めましょう。最適な形式はターゲットによって異なります。
明確なターゲットを設定している場合、リアルな職場体験だと、採用につながりやすいでしょう。
一方で広い分野から多くの人材を求めている場合、1dayのセミナー形式を数多く実施し、学生との接点を増やすのが効果的だと考えられます。
ステップ4. コンテンツを決める
形式を踏まえ、インターンシップの内容を決定します。
セミナー型であればプレゼン資料、ワークショップ形式であれば課題の設定など、詳細内容をつめましょう。
企業によっては外注するのも選択肢の1つです。
ステップ5. 採用までの導線を検討する
インターンシップの目的は採用につなげることです。どれだけ面白いインターンシップだとしても、採用につながらなければ意味がありません。インターンシップから採用までの導線確保を具体的に示す必要があります。
- そもそも採用直結なのか
- インターンシップ後の選考スケジュール
- インターン参加すると採用に有利になるのか
など採用までの導線をパターン別に検討するようにしましょう。
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面白いインターンシップの事例
ここでは実際の面白いインターンシップの事例について、
- 電通
- ソフトバンク
- リクルート
- ファーストリテーリング
の例を紹介します。
電通
国内大手広告代理店である電通では、「アイデアの学校」と称した3つのコースを用意しています。
広告代理店らしいキャッチーな募集ページとなっており、事前エントリーの課題もそれぞれのコースに沿った内容です。
エントリー時点でワクワクさせる工夫があります。
ソフトバンク
IT事業を手掛けるソフトバンクでは、就労体験型のインターンシップを実施しています。
経験やスキルを実際の職場に活かせる「リアルな職場体験」となります。
特筆すべき点は「希望者は内定後の配属が確約されている」ことです。
就業型の典型例ともいえるインターンシップでしょう。
リクルート
人材事業を手掛けるリクルートでは、選考直結の事業立案型のインターンシップを行っています。インターンシップを通じて、実際に経営層に提案できます。
最優秀チームには報酬もあるコンテスト形式により、参加意欲を高める工夫をしています。参加の競争を促すことで、優秀な人材の確保が期待できる内容となっています。
ファーストリテイリング
ファストファッションブランドを手掛けるファーストリテイリングでは、海外渡航を通じた実践型インターンシップを行っています。
現地社員と議論をかわしながら、経営課題を見出すコンテンツです。現地の肌を1週間となっています。
参加者と現地で密な時間を過ごすことで、精度の高いマッチングが期待できるでしょう。採用だけではなく、現地社員のモチベーション維持にも役立ちます。
まとめ|面白いインターンシップで採用活動を有利に進めよう!
本記事で解説した通り、面白いインターンシップを行うことで、早い段階でのミスマッチの防止や優秀な人材確保などのメリットがあります。
インターンシップはターゲットや目的に応じてさまざまです。就活生のニーズと自社のターゲットを照らし合わせ、最適なコンテンツにしましょう。
そして、これまで解説した内容を基に独自の「面白い」インターンシップを実施し、精度の高い採用につなげてくださいね。
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Y.SEIYA
事業推進室 Webブランディングプロデューサー
2014年新卒入社。営業所を立ち上げ4名体制まで拡大。800社以上の中小企業のWebブランディングに従事。現在は手掛けた実績を活かし、全国の中小・地方企業様のさらなる事業成長へ向け活動中。
Twitter:https://twitter.com/seiya19911225
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