「伝えたい内容が参加者に正しく伝わっていない」
「参加者の印象に残したい」
企業説明会を実施するにあたってこのような疑問や課題をもっていませんか？企業説明会は採用における重要なプロセスです。
特に、説明会で使用する資料の出来によっては、就活生とのマッチングの結果は大きく異なってくるでしょう。
資料の重要性を理解せずに漫然と資料を作ってしまうと、せっかくの企業説明会というチャンスを棒に振ることになりかねません。
逆に、効果的な資料を作ることができれば、学生の印象に残ることができ応募数の増加や求める人材の確保にもつながるでしょう。
そこで本記事では、企業説明会における資料の重要性や作り方のコツ、実際の作る手順や再考事例をまとめました。
ぜひ最後までこの記事を読んでいただき、記載内容を参考にして学生の印象に残る企業説明会資料を作ってみましょう。
この記事でわかること
- 企業説明会の資料の目的
- 企業説明会の資料の作り方
- 企業説明会の資料の事例
こんな人におすすめの記事です
- 企業説明会でのエントリー数を増やしたい
- 採用のミスマッチを防ぎたい
- 企業説明会を通じて、自社のブランディングを高めたい
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目次 [show]
企業説明会における資料の目的とは？
企業説明会の目的は、参加者に自社への興味をもってもらい、入社意欲を高めることです。採用の初期段階として重要なプロセスとなります。
そこで使用する資料の目的として「参加者に印象を残すこと」と「自社理解を深めてもらう」2つの目的があります。
就活生は数多くの企業説明会にも参加しているでしょう。企業は資料を活用し、数ある企業の中でもインパクトを残さなければなりません。
また、ただ印象に残すだけでは、正しい採用活動とはいえないでしょう。参加者に自社を正しく理解してもらうことで、ミスマッチを防げます。
このように、企業説明会資料は「応募者の増加」と「ミスマッチを避けた、求める人材の採用」につながる重要な役割を果たすでしょう。
それではこれらの目的を抑えた上で、実際に効果的な資料をどのように作るかを解説していきます。
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企業説明会資料作成における5つのポイント
企業説明会資料作成における5つのポイントは以下の通りです。
- 視覚的に訴える
- 簡潔にする
- 具体的に企業のミッション・ビジョン・バリューを伝える
- ネガティブな要素も伝える
ポイントをおさえ、効果的な資料を作りましょう。
視覚的に訴える
グラフや図を活用し、視覚的にわかりやすい資料にしましょう。一方で文章が多いと、イメージがしづらく、伝わりにくい説明会になってしまいます。
例えば、実際の現場や仕事の流れの写真などを活用すると良いでしょう。テキスト情報を少なくして、直感的に伝わる資料作りを心がけてください。
簡潔にする
冗長な表現を避け、簡潔な資料にしましょう。先ほど「視覚的に訴える」とお伝えしましたが、視覚表現を使いすぎるのも注意してください。過度なデザインを避け、最低限の色味にしましょう。
具体的に
抽象的な資料だと「結局なんの会社なのか」伝わらず、採用につながりません。仮にエントリーがあったとしても、ミスマッチのリスクが高まります。
学生たちが働く未来を想像できるよう、具体的な内容を心がけるのが理想です。また、専門用語をできるだけ使わず、学生たちが理解しやすい内容にするとよいでしょう。
企業のミッション・ビジョン・バリューを伝える
資料を通じて、企業のミッション・ビジョン・バリューを伝えましょう。それぞれの定義は以下の通りです。
定義
ミッション：組織の成長していく方向性、存在意義
ビジョン：将来のなりたい姿、理想
バリュー：企業で共有すべき指針
全てを盛り込む必要はありませんが、これらを伝えることで、企業としての「理想と現状のギャップ」が正しく伝わり、参加者はどの成長段階にいるのか理解できます。
例えば、急成長段階と安定期では従業員としてできる仕事と求められるスキルは大きく異なるはずです。
明確なミッション・ビジョン・バリューを伝えることは、企業のブランディングにもつながります。
ネガティブな要素も伝える
説明会では自社の良い側面ばかりを伝えがちになってしまいますが、ネガティブな要素も伝えましょう。例えば、事業の失敗例や現状の課題などを盛り込むと良いでしょう。
ネガティブ要素を入れることで、誠実な印象を与えるだけでなく、入社後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。より自社の現状に応じた人材確保につながるでしょう。
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企業説明会資料の作り方
企業説明会資料の作り方は3ステップです。
step
1企業説明会の資料を作成する目的を決める
step
2資料に入れる要素を選ぶ
step
3資料を作成する
効果的な資料を作成するには、作成に取り掛かる準備段階が重要です。
正しい手順を踏み、採用につながる資料にしましょう。
企業説明会の資料を作成する目的を決める
まずは資料を作成する目的を決めましょう。明確な目的を決めなければ、何を伝えたい資料なのか曖昧になってしまいます。
「誰に何を伝えたいのか」を絞り込んでください。
資料に入れる要素を選ぶ
資料に必要な情報は企業理解と採用情報です。自社を理解してもらうためには、企業概要や事業領域などが必要でしょう。採用情報としては、募集している職種や仕事内容、採用プロセスなどの情報も必要です。
また明確な企業のビジョン・ミッション・バリューを盛り込むことで、参加者の印象に残る資料になります。全て盛り込む必要はなく、3つの中でキャッチーなものを選びましょう。
採用につながらなくとも、イチ消費者として自社のブランディングに役立つかもしれません。
資料を作成する
先述したポイントをおさえ、企業説明会の資料を作成します。
自社のデザイナーや外注するなどして、作成しましょう。
何度かフィードバックをもらい、改良を重ねることで、よりよい資料が完成します。
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効果的な企業説明会の資料の事例
企業説明会の資料の目的や具体的な作り方について解説してきました。ここでは、実際の資料の事例を紹介します。
Marketing-Robotics株式会社
参照：マーケロボ 採用サイト刷新のお知らせ｜株式会社クロス・オペレーショングループのプレスリリース
企業のマーケティング支援を手掛けるMarketing-Robotics株式会社の資料です。
最初にミッション・ビジョン・バリューを紹介し、企業としての目指すべき姿がわかりやすい構成になっています。
特筆すべきポイントは、フェーズ別に求める人物像や独自の「マーケロボチェックシート」により、求める人材がイメージしやすい点です。
独自性がありつつ、最低限の情報でまとまりのある資料でしょう。
株式会社キャロルシステム
Webサービスを手掛ける株式会社キャロルシステムの資料です。「数字で知るキャロルシステム」では、具体的な数値を開示し、企業概要や労働環境を簡潔に伝えているのが特徴です。
また、ここでも目指す姿（ミッション・ビジョン）を前半で盛り込み、どういった組織なのか読み手が理解しやすい構成となっています。
最低限のスライドで、企業の概要から採用プロセスまで簡潔にまとまっており、非常に参考になる説明会資料です。
株式会社SmartHR
労務管理システムを手掛ける株式会社SmartHRの資料です。沿革では、変わりゆくオフィスの様子と従業員数の伸び幅が写真とグラフで直感的に伝えています。
また、実際の給料データや現状の課題を公開し、オープンな雰囲気が伝わってくるでしょう。
どの企業も自社のミッションやビジョン、採用コンセプトを明確に掲げています。
資料例を参考にして、効果的な資料作成に役立ててください。
まとめ｜効果的な企業説明会資料で採用活動を成功させよう！
企業説明会は採用における重要なプロセスです。採用につながる企業説明会にするには、特に資料が重要となります。
資料の目的は「参加者に印象を残すこと」と「自社理解を深めてもらうこと」です。
効果的な資料には、写真やグラフを活用し、視覚的に訴えることやミッション・バリュー・ビジョンを提示することなどがあげられます。資料を作る際は目的を明確にしてから、作成に取り掛かりましょう。
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Y.SEIYA
事業推進室 Webブランディングプロデューサー
2014年新卒入社。営業所を立ち上げ4名体制まで拡大。800社以上の中小企業のWebブランディングに従事。現在は手掛けた実績を活かし、全国の中小・地方企業様のさらなる事業成長へ向け活動中。
Twitter：https://twitter.com/seiya19911225
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