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ローカルビジネスとSNSは相性バツグンなので、経営者自らがブランドとなり積極的に発信した方がいい

企業ブランディングやパーソナルブランディングに精通し、著書「自分1人、1日でできる パーソナルブランディング」も出版されているブランディングウェブ戦略研究家 草間淳哉様。

長野県を中心に、ローカルビジネスのブランディングやマーケティングのご支援をされています。今回は草間様に「コロナ時代に活躍できるローカルビジネスの経営者」をテーマにお話しを伺いました。

草間 淳哉 (くさま じゅんや)様

ブランディングウェブ戦略研究家
株式会社ウェブエイト 代表取締役社長
株式会社ヴィンテージストック ファウンダー
清泉女学院短期大学 非常勤講師
FM-NAGANOナガブロ放送局 メインパーソナリティ
セミナーズ シニアトレーナー

ウェブでの販売代行で、年間1億以上の売上に貢献し、ウェブとマーケティングのスキルを身に付ける。
月間1200万PV「ナガブロ」を運営。関わってきたウェブサイトは17,000以上。
ウェブ以外にも中小企業のインナーブランディングからサポート。
商工会議所、自治体、各種団体での講演、セミナー、研修など、年間130回以上講義。
目的を明確にしたマーケティング戦略、ブランディング戦略、ウェブ戦略によって、業績アップした中小企業多数。
モットーは「ひたすら楽しく優しく分かりやすく」

著書:『自分1人、1日でできる パーソナルブランディング』(同文舘出版)
ブログ:ブランディングウェブ戦略研究家 – 草間淳哉オフィシャルブログ
YouTube:クサマジュンヤのBizTube
Twitter:@jun8web8

選ばれる経営者、選ばれる企業になるには

ローカルビジネスとSNSの相性はバツグン

今はSNSやブログで、誰でも簡単に情報発信ができる時代です。私はこれまでさまざまな企業や個人のブランディングのお手伝いをしてきましたが、その経験から言えることはローカルビジネスにこそSNSの発信が大切だということです。

特にローカルビジネスの場合は、「経営者=企業の顔」となる場合が多いので、経営者自身による発信は特に重要だと思っています。

ブランディング用語に「ブランドエクイティ(ブランド資産)」という言葉がありますが、経営者が発信する情報はまさに資産ですよね。お客様やお取引先、求職者など、さまざまな方が経営者の情報や、そこから感じ取れる経営哲学などに触れることで、その企業を深く知ることができます。

それに、資産の観点からもう一つ言えるのは、SNSでつながった方々も貴重な資産です。ローカルビジネスにおいては「つながり」も大切なので、つながりは多い方が新しいビジネスを生むチャンスが増えます。

そして採用に関しては、応募の時点でいかに企業を正しく理解し共感できているかが大切です。経営者の発信する情報に共感した状態なら、入社後のミスマッチも抑えられますよね。

関連リンク:事例に学ぶブランド戦略
http://blog.web8.co.jp/e2380323.html

コロナ時代に活躍できる企業・経営者とは

人間力と徳の積み重ねが経営者のブランドを磨く

もはや「見せかけ」が通用する時代ではありません。見せかけのブランディングやマーケティングではなく、経営者の「人徳」が大切でしょう。そこにキッチリとしたブランディングやマーケティング戦略が重なることで、勝ち残る企業になれると確信しています。

よく「本物が大切だ」という言葉を耳にしますが、本物とは人間力の高さのことを指していると思っています。そして、その人間力を磨くことは、徳を積み重ねることではないでしょうか。

先ほども申し上げましたが、ローカルビジネスは人と人のつながりが大切です。そのつながりを強固なものにするには、経営者に人を引き付ける魅力なり経営哲学がないといけない。

そこで生きてくるのが、人間力でありそれを磨く徳なんです。

私も自分のミッション・ビジョンを常に見返し、「今日はミッションのために頑張るぞ!」と仕事をする際の指針にしています。これはまさに自著で伝えている、パーソナルアイデンティティでありパーソナルブランディングですよね。

コロナ時代に活躍できるか否かは人間力と徳であると思います。

ローカルビジネスの課題とこれから

ブランディングやマーケティングへの意識はまだまだ

肌感覚として感じるところでは、まだまだ地方ではブランディングやマーケティング意識が高いとは言えないですね。ローカルビジネスでは、経営者でありながら現場仕事も同時にやるという小規模事業者が多いので、経営者の方も現場仕事に忙殺されていて、ブランディングやマーケティングどころではないというのが本音でしょう。

ただ、これからの時代はそうも言っていられません。都会だろうが地方だろうが、経営者はブランディング意識・マーケティング意識を高く持つ必要があります。商品やサービスのクオリティを上げるのと同じくらいに、ブランドを磨いていくことが大切です。

たしかにブランディングやマーケティングは目に見えることができませんが、間違いなく資産が蓄積されていきます。目に見えない差別化が可能になるので、ぜひローカルビジネスもそこに意識を持って欲しいですね。

私も長野県以外にも日本各地で講演やセミナーを行っていますが、今後もローカルビジネスのブランディング・マーケティング向上のために尽力していきたいです。

関連リンク:パーソナルブランディング×ウェブライティング
@一般社団法人浅間リサーチエクステンションセンター
http://blog.web8.co.jp/e1999311.html

民間からローカルビジネスを盛り上げる気概が大切

それからローカルビジネスで大切なもう一つのポイントは、「自ら変革していく意識」です。今は行政や地域の商工会議所などもサポートしていただけますが、やはり民間から変わっていこうとしないとダメですね。

「誰かがやってくれるだろう」という意識ではなく、「自分たちでローカルビジネスを盛り上げるんだ!」という強い意識と志があれば、必ず地域は活性化します。

ゼロからイチをつくっていく気概がローカルビジネスには必要で、それができるのは私たち中小企業のリーダーではないでしょうか。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございます。
当社では、これらも「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」の
ミッションのもとローカルビジネスを応援するコンテンツを配信してまいります。

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