ホームページのリニューアルで不動産売却受託数を「12倍」にして広告費「600万円削減」を実現した施策とは?
目次
- ホームページリニューアルで不動産売却受託数12倍!広告費600万円削減
- 成約率を上げるためにホームページのリニューアルを実施
- 一括査定サイトで反響が取れていたが成約につながっていない点が課題
- 成約につながる反響を取るためにコンテンツ強化を決断
- 売買と賃貸それぞれのブログの更新頻度を増やす
- 賃貸部門のブログは物件管理の受注が目的
- 売買部門のブログは3日に1度更新
- ネタ出しの2つのルールを決めている
- いきなり本題に入らず時事ネタを入れる
- 時事ニュースには地域のネタを入れる
- 記事を読んだ方から問い合わせが来ている
- 親族間取引の記事をきっかけに問い合わせがあった
- 「賃貸部門」と「売買部門」のカテゴリ分けを行った
- ブログに注力し始めたきっかけ
- SEO対策が大前提
- 姫路関連のKWでは上位をキープ
- 現在の取組について
- 一括査定サイトに費用をかけるのをやめた
- ホームページからの集客に切り替えたら成約数が増えた
- ホームページからの問い合わせは年間82件
- 今後のブランディングテクノロジーに期待すること
- ホームページへのLINEの追加
- 不動産売買のマッチング
- 不動産売却受託数「12倍」広告費「600万円削減」を実現できた2つの理由
- 不動産売却をメインターゲットとしたホームページへリニューアル
- 【結果】検索順位上位表示を実現し反響獲得!
- 競合他社が不動産売却特化ホームページ持ち始め、反響数減少
- 反響を増やすためにブログを強化!
- 投稿頻度をルール化【3日に1回】
- 投稿内容をルール化【ルールは2つ】
- ブログのカテゴリ分け【不動産売買と賃貸管理】
- まとめ
- 誠心不動産様のアーカイブ配信セミナー
- 無料ダウンロード
- 【地域密着型の不動産会社向け】不動産売却依頼を増やすためのWebサイト構築ノウハウ
- まとめ
今回ご紹介するのは兵庫県姫路市にて、地域密着型で不動産売却と賃貸管理を行う「株式会社誠心不動産様」です。「株式会社誠心不動産様」では、一括査定サイトをメインに集客を行っていましたが「反響が売上につながっていない」ことに課題を感じていました。
その課題を解決すべく弊社にご相談いただき「自社ホームページからの集客」に切り替えるための施策を実施した結果、不動産売却受託数「12倍」広告費「600万円削減」を達成できました。
ここでは「株式会社誠心不動産様」の黒川様に、ブランディングテクノロジーと進めた施策について伺いました。
成約率を上げるためにホームページのリニューアルを実施
一括査定サイトで反響が取れていたが成約につながっていない点が課題
ブランディングテクノロジーさんに依頼をする前は「かけている費用」という意味では査定サイトに対するウエイトが非常に大きかったんです。反響が来ているという意味ではとても安心感があったのですが、結局はその反響が成約につながってないという状況でした。
成約につながる反響を取るためにコンテンツ強化を決断
「成約につながる反響を取るにはどうしたら良いか」という話があったなかで、ブランディングテクノロジーさんに相談した結果「ブログを書くなどコンテンツを増やしていきましょう」という方向性になったというのが経緯です。
売買と賃貸それぞれのブログの更新頻度を増やす
賃貸部門のブログは物件管理の受注が目的
賃貸に関しては担当者から情報をもらわないと書けないので「何とか月1回は頑張って更新しよう」という意識で続けています。
賃貸部門のページに関しては「物件の管理が取りたい」という目的があったので、賃貸のブログというよりも「管理のブログ」というイメージに近いです。見ていただいた方に「管理物件を任せたい」という気持ちになってくれれば良いなという思いで書いています。
売買部門のブログは3日に1度更新
売買部門のブログについては、3日に1回ぐらいは書いています。基本的に私の中でルールを作って「ルーチンワークにしよう」と決めているんです。
続かないと意味がないと考えているので、基本的に「月曜日と木曜日に書こう」という日程を自分の中で決めてます。そのため、それ以外の日にネタを考えて月・木にアップできるような状況を作っていくようにしています。
ネタ出しの2つのルールを決めている
いきなり本題に入らず時事ネタを入れる
ブログはネタ出しが難しいので、しっかりとルールを決めています。査定依頼が来た場合に関しては、地域名と「物件の種別」と「査定の内容」をしっかり書くようにしています。
また、いきなり本題に入らず時事ネタを入れることで「何となくでも興味を持ってもらえたら」と考えており「いきなり本題に入らない」ことをルールにしています。それと「政治ネタは書かない」もルールです。
時事ニュースには地域のネタを入れる
そして、査定以外のところで不動産に関する情報を入れるときには、必ずその時事ニュースには「地域のネタを入れる」というルールにしてます。このルールは、私自身が色々な企業のホームページを見て決めました。
人は興味とか関心や共感がないと動かないと考えています。例えば、査定をしたい人がいたとき、自分が住んでいる近くの地名が出ていると興味が湧くでしょう。自分が「売りたい」もしくは「買いたい」と思っていたり、自分が住んでる地域の査定が来たりしたときに共感が生まれると思っています。
読んだ方に共感してもらえるように、できる限り「地域名」と「その地域の特色」を入れています。さらに言うと、タイトルにもこの2つの要素は入れるようにしているんです。
記事を読んだ方から問い合わせが来ている
親族間取引の記事をきっかけに問い合わせがあった
先日、親族間取引の話をブログに書いたのですが、まさしくその1週間後ぐらいに「親族間取引で悩んでます」という問い合わせが来ました。
分析ツールを使って問い合わせをしてくれた方が「どのページを見たか」を調べたところ、しっかりブログを読み込んだことで問い合わせに繋がったことがわかりました。そこで、ブログの存在意義を感じたため「これは続けるべき」と考えています。
「賃貸部門」と「売買部門」のカテゴリ分けを行った
ブログを書いていった結果、どんどん記事が溜まっていきました。そのタイミングで、ブランディングテクノロジーさんから「記事が増えてきたので整理したほうが良いです」とアドバイスを頂きました。
その結果、いろいろ見せ方変えて変えて今の状態に至ったのですが「大変わかりやすくなった」と感じているので感謝しています。
ブログに注力し始めたきっかけ
SEO対策が大前提
このまま放置してると同業他社さんもブログを始めるため「走り続けないと抜かれてしまう」と考えていました。「姫路 不動産売却」とか「姫路 不動産査定」で調べたときに、広告を除けば検索結果のトップにいることが大事なので「止まると抜かれるので止まらない」という考え方です。
姫路関連のKWでは上位をキープ
今のところ、調べる限りでは安定して上位を頂いてるような状況です。2024年6月30日時点では「姫路 売却」や「姫路 不動産相続」など多くの「不動産売却」関連ワードで検索1位となっています。
現在の取組みについて
一括査定サイトに費用をかけるのをやめた
これまでは、査定サイトに社員が1名雇えるぐらいの金額を払っていました。正確に言うと「60万円」ぐらいですね。そこで、過去の査定サイトで受託であるとか成約につながったものを一旦全部調べました。
「利益に繋がってるか」というところまで全部調べて「これはちょっとやる意味ないね」と判断して一旦止めたような状況です。
ホームページからの集客に切り替えたら成約数が増えた
ただ、それからホームページからの集客に変えたことで成約数は逆に増えています。査定サイトを通さないと直接電話で問い合わせが受けられるので、営業さんが話ができるようになりました。
結果的に成約率が上がったので「やはり営業さんの力は強い」と思っています。月に5〜60万円の広告費をカットした上で、反響は減ったものの受託数が増えています。
ホームページからの問い合わせは年間82件
毎月のホームページからの反響は、最近だと5件程度です。ただ、2022年の7月からの1年間で問い合わせが82件来ています。月平均にすると、6〜7件ですね。
また受託率は6割程度です。最近はお客様も賢くなってきて、最初から「他の会社にも問い合わせます」と宣言される方が増えています。
今後のブランディングテクノロジーに期待すること
ホームページへのLINEの追加
実はすでにブランディングテクノロジーさんからご提案いただいているのですが、予算の関係でできてないことがたくさんあります。その中では、ホームページに早くLINEを追加したいと考えています。
売却の依頼される方もは8〜9割スマホを使っているので、もうスマホで完結できる状況にしたいです。
不動産売買のマッチング
もう1つ相談したいのは「マッチング」です。「こういう不動産を求められてる方がおられますよ」というお客さんの情報を載せることで、それに共感して「それなら私の持ってる不動産はこれにマッチするかも」などの問い合わせをもらうという流れです。この方向で検討したいということで、相談させていただきました。
不動産売却受託数「12倍」広告費「600万円削減」を実現できた2つの理由
インタビューでも紹介したとおり「誠心不動産様」では、自社ホームページのコンテンツ強化を行い、売却受託数増加と広告費削減を実現しました。多くの同業他社がWeb施策を展開する中「誠心不動産様」ではなぜこれほどの成果が出せたのでしょうか?
ここでは「誠心不動産様」の取り組みを紹介するので、ぜひ自社の施策に取り入れてみてください。
不動産売却をメインターゲットとしたホームページへリニューアル
まず、誠心不動産様は「地域密着不動産会社として事業を拡大していきたい」という目標を持っておられました。そこで当社は、ホームページを「売主不動産売却をメインターゲットとしたサイト」にリニューアルすることを提案いたします。その理由は大きく分けて、以下の3つです。
- 「不動産売却 姫路市」「不動産買取 姫路市」等検索ボリュームが一定数あった
- ホームページ経由の問い合わせの場合、一括査定サイトよりも成約率が高い
- 2019年4月時、姫路市で不動産売却特化のホームページを所有しているところがほぼなかった
リニューアルを行ったところ、以下のような結果となりました。
【結果】検索順位上位表示を実現し反響獲得!
検索順位の上位表示が実現できて、反響を安定的に確保できるようになりました。「不動産売却 姫路市」で一番上に表示される状態にまで築き上げたという形です。
競合他社が不動産売却特化ホームページ持ち始め、反響数減少
ただその後、競合他社さんも「不動産売却の特化ホームページ」を持ち始めます。そのような背景もあって、反響数が減ってしまう事態に陥りました。
反響を増やすためにブログを強化!
当社と誠心不動産様で対策を検討した結果「ブログの強化」を行うことにしました。ブログを強化することにした理由は、以下の3つです。
- <ホームページへの流入数増加を実現可能
- ホームページ流入からの問い合わせ率を向上を実現可能
- 追加コストなしで実施可能
ホームページからであれば、様々なキーワード経由で流入させることができます。また、見込み顧客がホームページを閲覧してもらうことで信頼を得て、査定依頼へつなげることも狙いの1つです。ここでは、実際に行ったブログ強化の内容をお伝えさせていただきます。
投稿頻度をルール化【3日に1回】
誠心不動産様では、ブログの更新頻度を「3日に1回」と決めていらっしゃいます。「継続は力なり」ということでアクセスも増えてきており、かつブログの記事を読んでらっしゃる方も非常に多くなってきてるとのことです。
投稿内容をルール化【ルールは2つ】
2つのルールを決めており「記事の構成は時事ネタから始めて内容に入る」と「記事の内容は基本3パターン」です。「記事の構成は時事ネタから始めて内容に入る」については、以下のようにすべての記事に時事ネタを入れていらっしゃいます。
「統合される高校の最後の入学式が行われた」という時事ネタから、具体的な内容に入っていくという流れです。記事の内容については、以下の3パターンに分かれています。
- 【1パターン目】どのような物件の査定依頼を頂いたか
- 【2パターン目】査定依頼頂いた物件のその後
- 【3パターン目】売主へ向けたお役立ち情報
それぞれの記事に役割があり、たとえば【2パターン目】では「どのように成約まで至ったのか」が分かるようになっており「販売力のある会社さん」や「任せたら安心そう」といったイメージを持ってもらえます。
このようにトレンドに合わせて記事を書くことで「業界の知見が豊富な不動産会社」と印象付けられるのがポイントです。
ブログのカテゴリ分け【不動産売買と賃貸管理】
シンプルに「不動産売買部門」と「賃貸管理部門」に分けられています。誠心不動産様のホームページは不動産の売却をしたい方向けの情報が多いですが、 家を貸しているオーナーさんが見にくることもあります。そこを分かりやすく棲み分けして、見せていく工夫をするという施策です。
まとめ
近年は多くの不動産会社様で、ホームページのリニューアルやコンテンツの強化に取り組んでいます。そのなかで「どのように差別化していくのか」で、企業が生き残れるか決まると言っても過言ではありません。
ブランディングテクノロジーでは、そのような不動産会社様へ向けて「不動産売却の集客効率を“爆上げ”するWeb総合支援」を行ってます。「ブランディングテクノロジーのサポートってどんなものなの?」「本当に問い合わせは増える?」と興味や疑問をお持ちの方は、ぜひセミナーのご予約や資料をダウンロードしていただけると幸いです。
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担当のコンサルタント
K.MASAHIRO
第2営業部 Webブランディングプランナー
大手専門商社での営業マネージャー経験を経て2017年ブランディングテクノロジー入社。不動産業界を主軸に、1社1社の市場に適した差別化戦略の立案から運用サポートも行う。Webマーケティングを通じて地域密着型をビジネスモデルとする企業の収益拡大の安定化、業績アップ、採用力強化まで幅広く取り組んでいる。
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