【工務店900社の実績】SEO対策で1位を獲得する方法
目次
ブランディングテクノロジーは、中小企業や地方企業のブランド戦略とデジタルマーケティングを専門とする企業です。中でも、工務店業界の集客支援では多くの実績があります。
近年、工務店においてもSEO(検索エンジン最適化)の重要性が増してきています。成功を収めるためには、SEOの深い理解と効果的な戦略立案が必要不可欠と言えるでしょう。ブランディングテクノロジーでは、創業約20年で900社以上を支援してきた専門知識をもとに、SEOの重要性とその対策方法をご理解いただくための情報を提供します。
本記事では、工務店業界に特化したSEO対策に焦点を当て、その具体的な方法を詳細に説明します。
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SEOとは?
SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。ホームページを検索エンジンの検索結果ページ上位に表示させるための一連の技術を指します。
SEOを強化することで、次のようなことが可能になります。
- 自社のホームページをより見つけやすくすること
- アクセス数を増やし、ホームページからの問い合わせを増加させること
SEOのトレンド
検索エンジンは日々進化を遂げており、検索結果を提供するだけのものではなくなっています。現在、検索エンジンはユーザーの求める情報をより正確に把握できるものとなっています。正確な情報を反映した検索結果を提供する能力が高まったことで、今では検索結果だけでユーザーのニーズを解決することも可能です。
過去のSEO対策では、以下のような内部・外部施策ともにテクニカルなものが最重視されていました。
- ホームページ構造の最適化
- 外部からのリンクを増やす
一方で、現在はユーザーの検索意図を深く理解し、その意図に応じたコンテンツ制作が大切になっています。
ユーザーが検索する意図の一例として、「家づくりの手順」「家を建てる費用」といった、さまざまなものがあります。そこで求められるのが、検索意図に応えるコンテンツをホームページ上で提供することです。
例えば、手順を知りたい人向けには、「具体的な流れ」や「必要な工程」を詳しく説明した記事を。費用を知りたい人向けには、「具体的な金額」や「費用が変動する理由」を説明したコンテンツを提供します。
このように、お客様の求めている情報をきちんと提供することが、現在のSEOで求められる役割です。
また、検索エンジンは人間的な思考回路で分析・検討するため、ユーザーが求めている情報を提供できているホームページを高く評価します。技術的な知識とともに、お客様の思考を理解する視点を持つことが、SEO対策を行ううえでは重要と言えるでしょう。
SEO対策の流れ
SEO対策は、一般的に下記の手順で進めていきます。
1.狙うキーワードの選定
SEO対策を始める際は、最初のステップとして以下のようなキーワードの選定が求められます。
- 自社の業界に関するキーワード
- 自社が提供する商品・サービスに関するキーワード
工務店なら「工務店」「注文住宅」「家づくり」などが挙げられるでしょう。
特定のニーズを満たすため、ユーザーが検索に用いる可能性があるキーワードを考慮する必要もあります。例えば、「高気密高断熱の家づくり」や「おすすめの工務店」などのフレーズです。これらは、特定の状況やニーズに基づいた検索に対応したキーワードとなります。
キーワードを選定する際には、「問い合わせにつながりやすいキーワードかどうか」を考えるのもポイントです。工務店は、特定のエリアを商圏としてビジネスを展開している場合が多いでしょう。そのため、「注文住宅 相場」のように商圏エリア外のユーザーも検索するキーワードで上位ヒットを狙う施策を実施していると、上位ヒットできたとしても問い合わせにつながる確率が低いと考えられます。
そのため、「注文住宅+エリア名」「工務店+エリア名」「平屋+エリア名」など、自社の商圏に該当するエリア名を含むキーワードを狙いましょう。
ユーザーが注文住宅の購入を検討する際は、自分が住んでいるエリアでサービスを提供している会社を探すことが多いため、地域名を含むキーワードは非常に重要になります。
また、具体的なエリア名を検索キーワードに入れているユーザーは、すでに購入を検討していて、どこに依頼するかを調査している段階にある可能性が高くなっています。
つまり、以上のようなキーワードで検索するユーザーは具体的な購買意欲を持つ質の高い訪問者であり、ホームページへの問い合わせや契約に至りやすいと言えます。
こうした事情から、工務店がホームページのSEO対策を行う際には、自社のサービス内容とエリア名を組み合わせたキーワード選定が重要です。該当キーワードに対するコンテンツを充実させ、ユーザーにとって有用で信頼できる情報を提供することで、問い合わせや契約につながる可能性を高められるでしょう。
キーワードを選定する際は、こうしたポイントを押さえるようにしましょう。
2.戦略の立案
次に、選択したキーワードをもとにどうやって上位表示を実現するかについて、戦略を立てていきます。ここで大切なのが、検索者が求めているものを読み解き、その要求に合致したコンテンツ案を用意することです。
コンテンツ案が用意できたたら、各コンテンツに優先順位を付け、どのタイミングでリリースするかまで計画を立てましょう。
3.実施
いよいよ戦略を実施し、結果を見守るフェーズに移ります。SEO対策は、一度手を打ったからといってすぐに効果が現れるものではありません。
特に、ホームページの構造を変更したり、新たなコンテンツを大量に追加したりした場合は、その効果が出るまでに多少の時間がかかります。
多くの場合、SEO対策の効果が現れ始めるのは、開始してから3ヶ月から半年程度後と言われています。ただし、これはあくまで目安です。ホームページの規模や競合状況、施策の内容によっても状況は異なります。一定期間経過しても効果が見られない場合、施策の見直しを検討することも重要です。
4.分析と改善
SEO対策の最終段階として、施策の結果をしっかり分析し、そのデータをもとに次に向けた改善策を検討します。これは非常に重要なステップなので、適切なツールを使って定量的に評価することが一般的です。
具体的な数字やデータを見ると、以下のような状況を把握できます。
- 自社のホームページが検索エンジン上でどの程度の位置にランキングされているか
- 訪問者がどれだけの時間をサイトで過ごしているか
- どの程度の頻度で望ましいアクションを起こしているか
より詳細な分析には、Google Analytics(※1)やGoogle Search Console(※2)などのツールを利用します。これらのツールを使うことで、ホームページのトラフィックやユーザーの行動、検索エンジンからの流入状況などといった詳しい分析が可能です。
これらのデータには、次のような貴重な情報が含まれています。
- 検索ユーザーがどのキーワードでサイトを見つけてきたか
- どのページが最も閲覧されているか
- どのページから訪問者がサイトを離れていくか
以上のような情報をもとに、ホームページの内容や構造、キーワード戦略などに改善が必要な点があれば、次の施策に反映させていきます。
また、ここで得られたデータを定期的にチェックすることで、SEO対策の効果を継続的に監視し、必要に応じて調整することが可能です。データに基づいた分析と改善の繰り返しにより、ホームページの検索エンジン対策は常に最適な状態を保てます。
※1 Google Analytics……Googleが提供する無料のWeb解析ツール。ホームページの状況を詳しく分析できる。具体的には、訪問者の数(ユーザー数)、ページビュー数、訪問者がどのページをどれくらいの時間見ていたか、訪問者がどのような経路(検索エンジン、他のサイトのリンクなど)でサイトに辿り着いたか、などの情報を収集・分析できる。
※2 Google Search Console……Googleが提供する無料のサービス。ホームページの管理者は、自身のサイトがGoogle検索結果にどのように表示されるかを分析できる。
工務店が取り組むべきSEO施策4選
工務店がSEOで実施すべき施策4選をお伝えします。
1.コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、SEO対策において重要な役割を担っています。有益で関連性の高いコンテンツは、検索エンジンによって高く評価・ランク付けされるからです。
コンテンツマーケティングの最初のステップは、自社のホームページに関連するキーワードの選定から始まります。例えば、「大切なお金の話」や「失敗しない土地選びのポイント」「住宅性能の話」など、ユーザーが検索する可能性のあるフレーズをピックアップしましょう。
次に、そのキーワードを含む質の高いコンテンツを作成します。その際に重要となるのが冒頭でもお伝えした「検索意図」の理解です。
ユーザーが何を知りたいと思っているのか、どんな情報を求めているのかを理解したうえで、その要望に対応するコンテンツを作ります。この過程では、検索意図を反映したコンテンツ作成が求められます。さらに、動画を活用したり、事例写真などユーザーが気になる情報を盛り込んだりすれば、より読みやすく魅力的になるでしょう。
また、新鮮な情報を定期的に提供することも大切です。検索エンジンは新しい情報を好むため、ブログ記事やニュースを頻繁に更新することで、検索エンジンからの評価を上げられます。
さらに、ユーザーにとって有益であるだけでなく、理解しやすい形でコンテンツを提示することも重要です。明瞭な文章を心掛け、見出しや箇条書き、画像などを適宜用いて情報を整理すると良いでしょう。
理解しやすいコンテンツになることで、ユーザーは「もっと詳しく調べたい!」と考え、サイト内を深く掘り下げていくと考えられます。これによって「サイトの滞在時間」が延び、SEOにとってもプラスとなります。
2.SEO内部施策
SEO内部施策も、工務店がSEO対策として重視すべきものです。主にホームページ自体の改良に関わる部分で、ここを見直すことで検索エンジンから適切に評価されやすくなり、より多くのユーザーに見つけてもらえます。
内部施策にはいくつかの要素があります。その中でも特に大切なのが、Webページの内容を端的に示す「タイトルタグ」です。これは、ユーザーが検索結果を見たときにそのページの内容を理解するための重要な手がかりとなります。
また、検索エンジンの検索結果で上位表示させるためには、タイトルタグに適切なキーワードを盛り込むことも重要です。
次に重要なのが、メタディスクリプションです。Webページの内容を詳細に要約したもので、検索エンジン結果ページに表示されます。この部分がユーザーにとって興味深いものであれば、クリックしてページを訪れる可能性が高まります。だからこそ、慎重にキーワードを選び、魅力的な説明を書くことが求められます。
また、URL構造(※3)や内部リンキング(※4)も重要な施策と言えます。ホームページの使いやすさを向上させるもので、検索エンジンにとってもホームページを理解しやすくする役割を持っています。
例えば、URLが理解しやすいものであれば、何のページなのかをユーザーは直感的に理解できます。同じく内部リンキングにより、ユーザーは関連する情報へと簡単に遷移でき、それがユーザー体験の向上につながるのです。
以上のような施策を実施することで、検索エンジンから高く評価されやすくなり、検索順位が上がりやすくなるでしょう。
※3 URL構造……Webページのアドレスを形成する各要素やその配置方法。良好なURL構造は、ユーザーと検索エンジンにとってホームページの内容を理解するのに役立つ
※4 内部リンキング……あるホームページ内の異なるページ間で作成されるハイパーリンクのこと。あるページから同じドメイン内の別のページへのリンクを作成することを指す。
3.SEO外部施策
次に重視すべきSEO施策が、SEO外部施策です。これはホームページ以外の場所で行うSEO対策を指します。これらは自社のホームページの権威性を高め、検索エンジンの評価を上げる役割を果たします。
その役割の1つが、バックリンクの取得です。バックリンクとは、他のホームページから自社のホームページへつながるリンクを指します。これが多ければ多いほど、自社のホームページの権威性が高いと見なされ、検索エンジンからの評価が高まります。他のホームページが自社のホームページを信頼している証拠とも言えるでしょう。バックリンクは、リンクを貼ってもらうための高品質なコンテンツの提供や、パートナーシップの形成など、さまざまな方法で取得できます。
また、ソーシャルメディアの活用も重要な外部施策の1つです。X(旧Twitter)やFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアを通じて、自社のコンテンツを共有することで、より多くの人々に自社のホームページを知ってもらえます。これにより、自社のブランドやサービスについて認知を広めると同時に、ホームページへのトラフィック(訪問者数)の増加を期待できます。ソーシャルメディアを効果的に活用するためには、ターゲットとなる顧客がどのソーシャルメディアを利用しているかを理解し、それに合わせたコンテンツを投稿しましょう。
以上のように、SEOの外部施策は自社のホームページ以外の領域で、ホームページの評価を上げる役割を果たします。紹介した施策を全て行えば一度に結果が出るというわけではありませんが、継続的に取り組むことで非常に効果的な手段となります。
4.MEO対策
MEO対策は「Map Engine Optimization」の略語で、地図上の検索エンジンで表示順位を上昇させるための取り組みを指します。この施策は、工務店のように地域に密接に関わる業種にとって特に重要と考えられます。
というのも、工務店のような業種は近所の顧客からの問い合わせが多く、それがビジネスの大部分を形成しているからです。地図上での情報の表示や、地域を対象にした検索結果の最適化が非常に重要と言えるでしょう。
Googleマップなどの地図サービスは、多くの人々がビジネスの所在地を見つけたり、自分の地域での店舗やサービスを検索したりするときに頻繁に利用されます。地図サービスで高い位置に表示されることは、ビジネスにとって大きな利益となり得ます。
MEO対策の具体的な手段としては、次のようなものが挙げられます。
- Googleビジネスプロフィールへの登録
- 情報の正確性の保持
- レビューへの適切な対応
- 情報の定期的な更新など
これらのアクションを実行することで、地図検索エンジンでの表示順位を引き上げることが可能です。結果として、より多くの人々に認知を広げ、ホームページへの流入増加を実現できるでしょう。
成功事例の紹介
弊社のお客様から5社の成功事例をご紹介いたします。ぜひ最後までご覧いただけたら幸いです。
1.株式会社山下工務店 様
SEO順位状況(※2023年12月現在)
「西東京市 工務店」1位
「工務店 西東京市」4位
「西東京市 注文住宅」4位
「注文住宅 西東京市」6位
「家づくり 西東京市」3位
「西東京市 家づくり」2位
「デザイン住宅 西東京市」2位
「西東京市 デザイン住宅」3位
URL | https://www.yamashita-sc.com/ |
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会社名 | 株式会社 山下工務店 |
エリア | 東京都西東京市 |
インタビュー記事 | https://www.branding-t.co.jp/case/architecture/10671/ |
2.Bell’s Works 様
SEO順位状況(※2023年12月現在)
「鹿嶋市 工務店」3位
「工務店 鹿嶋市」4位
「鹿嶋市 注文住宅」1位
「注文住宅 鹿嶋市」2位
「家づくり 鹿嶋市」1位
「鹿嶋市 家づくり」2位
「デザイン住宅 鹿嶋市」1位
「鹿嶋市 デザイン住宅」1位
URL | https://www.bells-works.com/ |
---|---|
会社名 | Bell’s Works |
エリア | 茨城県鹿嶋市 |
インタビュー記事 | https://www.branding-t.co.jp/case/architecture/14529/ |
3.株式会社 リキュー 様
SEO順位状況(※2023年12月現在)
「蒲郡市 注文住宅」4位
「注文住宅 蒲郡市」6位
「家づくり 蒲郡市」9位
「蒲郡市 家づくり」9位
「デザイン住宅 蒲郡市」2位
「蒲郡市 デザイン住宅」2位
「平屋 蒲郡市」9位
「蒲郡市 平屋」8位
URL | https://rikyu-home.com/ |
---|---|
会社名 | 株式会社 リキュー |
エリア | 愛知県蒲郡市 |
インタビュー記事 | https://www.branding-t.co.jp/case/architecture/14098/ |
4.株式会社 岡本建設 様
SEO順位状況(※2023年12月現在)
「阿南市 注文住宅」4位
「注文住宅 阿南市」5位
「家づくり 阿南市」2位
「阿南市 家づくり」1位
「デザイン住宅 阿南市」1位
「阿南市 デザイン住宅」1位
「工務店 阿南市」5位
「阿南市 工務店」5位
URL | https://www.esora-house.com/ |
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会社名 | 株式会社 岡本建設 |
エリア | 徳島県阿南市 |
インタビュー記事 | https://www.branding-t.co.jp/case/architecture/5215/ |
5.株式会社 河内建築 様
SEO順位状況(※2023年12月現在)
「胎内市 注文住宅」1位
「注文住宅 胎内市」2位
「家づくり 胎内市」1位
「胎内市 家づくり」1位
「デザイン住宅 胎内市」2位
「胎内市 デザイン住宅」1位
「建築士 胎内市」1位
「胎内市 建築士」1位
URL | https://www.kawauchikenchiku.com/ |
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会社名 | 株式会社 河内建築 |
エリア | 新潟県胎内市 |
インタビュー記事 | https://www.branding-t.co.jp/case/architecture/12055/ |
まとめ
現在、工務店の多くが、SEO対策への取り組みを進めています。競争は激化しており、検索順位の上位表示は難しい状態になっています。競合に一歩抜きんでるためには、内部施策、外部施策、コンテンツマーケティング、MEO対策など、すべての要素にバランス良く取り組むことが求められています。こうした取り組みは、成果を出すための重要なステップとなるでしょう。今回お伝えした内容を1つでも多く取り入れていただき、SEO対策を実施していただけたら幸いです。
ブランディングテクノロジーでは、これからも工務店業界に特化した、お役に立ち情報を発信してまいります。これらの情報を活用して、皆様の事業がさらに発展することを願っております。そして、今後も我々の発信する情報を参考にしていただければ幸いです。
記事の執筆者
Y.SEIYA
事業推進室 Webブランディングプロデューサー
2014年新卒入社。営業所を立ち上げ4名体制まで拡大。800社以上の中小企業のWebブランディングに従事。現在は手掛けた実績を活かし、全国の中小・地方企業様のさらなる事業成長へ向け活動中。
X(旧Twitter):https://twitter.com/seiya19911225
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