【運用Tips】Google広告「来店コンバージョン計測」とは
来店コンバージョン計測とは
配信したGoogle広告から、実店舗の来店に繋がっているかどうかを把握できる計測機能です。
来店コンバージョンの仕組み
GPS等のロケーションデータに基づいて計測
来店コンバージョン数は、匿名で集計されたデータに基づいて計測されます。
Googleアカウントにログインしており、かつアカウント設定の「ロケーション履歴」をオンにしているユーザーのデータが集計されます。
それらのユーザーが、Google広告をクリックする等して操作したあとに来店した場合、「何階のどの店舗」という粒度で計測が可能です。
ただし、計測データは個人情報保護の観点などから推定値となっており、実際の来店数とは異なるため注意が必要です。
来店コンバージョン計測 導入の要件
広告主が来店コンバージョン計測を利用するには、以下3つの要件をすべて満たしていることが必要です。
1.Googleビジネスプロフィールと、Google広告アカウントを連携
Googleビジネスプロフィール内の要件は下記の通り。
- 対象国内に複数の実店舗がある。
- Googleビジネスプロフィールアカウントに、各店舗の情報を登録している。
- 連携されたビジネス情報の90%以上について、Googleビジネスプロフィールでオーナー確認が済んでいる。
2.十分な量のクリックやインプレッションがある
計測にあたって、GoogleのAIを活用しているため、来店数をより正確に計測するには十分な量のデータが必要です。
ただし、「十分な量」の具体的な数は公開されておらず、「広告主様ごとに状況が異なるので、必要な量は広告主様ごとに異なります。」と述べるにとどまっています。
※出典:Google広告ヘルプ『来店コンバージョンについて』
3.住所アセット(旧:住所表示オプション)を設定している
Google広告に、会社や店舗の住所・地図などを表示できる住所アセット(旧:住所表示オプション)の設定も必要です。
来店コンバージョン計測活用による成功事例
【Case1】来店コンバージョン計測で広告の送客数を可視化、来店者増加に貢献
コンバージョン 指標 |
来店 |
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課題 | 来店促進に向けてデジタル広告施策を実施していたが、成果の可視化が行えておらず投資対効果が判断できていなかった。 |
対策 | Google広告を活用した来店計測の実施。 ※実施メニュー:検索広告、ディスプレイ広告、YouTube広告 |
結果 | Google広告アカウント内から来店数を容易に把握可能になり、広告接触ユーザーの来店有無の可視化に成功。 |
最後に
来店コンバージョン計測は、来店型ビジネスの企業様にはぜひご活用いただきたい効果測定手法です。
一方で、さまざまな導入要件・設定事項があり、条件によっては実施が難しい場合もあるため、導入を検討する場合まずは専門の代理店にご相談するのがよいでしょう。
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